1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

新たな写真・映像作家を発掘。東京&大阪のキヤノンギャラリーでオーディション「GRAPHGATE」展を順次開催

IGNITE / 2024年6月21日 0時46分

写真

どんなに優れた文化も、新しい人が参入し、世代交代していかなければいずれは衰退する。キヤノンマーケティングジャパンが、新しい才能を見つけるためのユニークな試みを行っている。

2023年から写真・映像作家発掘オーディション「GRAPHGATE(グラフゲート)」を開催し、第1回受賞者の作品展示をこの夏、キヤノンギャラリーにて行う。

稲垣翔太氏「WHY I CAN」

電源開発について問う逸見祥希氏のグランプリ作品

第1回グランプリを獲得したのは、青森県三沢市出身の逸見祥希氏がソーラーパネルを撮影した「光さす杜の声を聴く(ひかりさすもりのこえをきく)」だ。

逸見祥希氏「光さす杜の声を聴く」

作品について興味深いエピソードがある。太陽光パネルの撮影活動と並行して、太陽光発電の社会的受容性の変化について研究も行う同氏。

あるとき、自宅の周りに設置された太陽光パネルの被害に苦しむ人から「あなたの写真は、私にとって非常に不快です」という言葉を受け取る。一時期は研究も撮影も続けることが怖くなるほどの衝撃だったという。

この写真展は、地域の発展について、エネルギー開発について、人間の暮らしについて、見る人に問いかける。会期は11月14日(木)~12月16日(月)で、会場は品川の「キヤノンギャラリー S」。

優秀賞受賞者4名の作品を東京・大阪で順次展示

優秀賞を受賞したのは4名。それぞれ「キヤノンギャラリー銀座」「キヤノンギャラリー大阪」の2会場で順次展示される。

奥田侑史氏の「家具の映像」は、7月30日(火)~8月3日(土)銀座会場、9月3日(火)~9月7日(土)大阪会場で展示される。

奥田侑史氏「家具の映像」

稲垣翔太氏の「WHY I CAN」は8月6日(火)~8月10日(土)銀座会場、9月10日(火)~9月14日(土)大阪会場で展示される。

宮田草介氏の「川」は9月3日(火)~9月7日(土)銀座会場、10月1日(火)~10月5日(土)大阪会場で展示される。

宮田草介氏「川」

オカダ キサラ氏の「きっと今も光って」は9月10日(火)~9月14日(土)銀座会場、10月8日(火)~10月12日(土)大阪会場で展示される。

オカダ キサラ氏「きっと今も光って」

いずれも第1回「GRAPHGATE」に出品した作品のほか、オーディション終了後にさらに自身のテーマを深めて制作した新作などを展示する。入場は無料。

どの作品も時代を切り取る鮮烈な感性と情熱が感じられる。この夏、新しい才能に触れてみたい。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください