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歴史的快挙!石田多朗氏が音楽アレンジを担当した「SHOGUN」が、エミー賞音楽部門でノミネート

IGNITE / 2024年7月24日 0時20分

歴史的快挙!石田多朗氏が音楽アレンジを担当した「SHOGUN」が、エミー賞音楽部門でノミネート

真田広之氏が主演・プロデュースしたハリウッドドラマ「SHOGUN」は、陰謀と策略が渦巻く戦国スペクタクルドラマシリーズだ。

そんな「SHOGUN」の音楽アレンジを石田多朗氏が担当。このほど、テーマ曲賞・作曲賞の2部門でエミー賞にノミネートされた。

雅楽や日本伝統音楽をベースにした作品で、日本人で初めての快挙を達成した。

音楽部門において歴史的なエミー賞ノミネート

7月17日(水)、エミー賞のノミネート作品が発表され、ディズニー制作、真田広之氏主演・プロデュースの「SHOGUN」が作品賞をはじめとする多数の賞にノミネートされた。中でも音楽部門でのノミネートは特筆すべきものだ。

日本人がエミー賞の音楽部門、テーマ曲賞・作曲賞の2部門にノミネートされることは非常に稀なことであるのに加え、日本の伝統音楽や雅楽が関わる音楽がノミネートされたのは歴史上初めての快挙といえる。

今回の「SHOGUN」の劇中音楽とテーマ曲の編曲・レコーディングを担当した石田多朗氏は、栃木県那須町在住で、国内でも珍しい雅楽を扱う作曲家として知られている。

東京藝術大学で音楽を学び、これまで美術展の空間音楽や大手企業のPR映像に使用する楽曲など、幅広い制作活動に携わってきた。10年前から雅楽の作曲を始め、これまで様々な活動を展開してきた。

石田氏は、「SHOGUN」の劇中音楽とテーマ曲について、「物語とともに、それを重層的に仕立てている音楽にも注目してほしい」とコメントしている。

雅楽を用いた「SHOGUN」サウンドトラックの制作

約2年にわたり続いたという、「SHOGUN」のサウンドトラック制作。石田氏はアカデミー賞受賞作曲家でもあるアッティカス・ロス氏をはじめとしたロサンゼルスの作曲チームから依頼を受け、雅楽や日本伝統音楽に関する様々なアレンジ・レコーディングを行った。

石田氏は、栃木県那須にあるスタジオで採譜・編曲・アレンジなどの作業を行い、レコーディングは東京をはじめ国内の様々な場所で実施。雅楽楽器・尺八・僧侶の声である声明・胡弓・法螺貝・三味線・唄など、レコーディングには総勢数10名にわたる日本伝統音楽家が集結した。

ロサンゼルスにいるアッティカス・ロス氏、レオポルド・ロス氏、ニック・チューバ氏と、リモートでやりとりをしながらレコーディング・アレンジの作業を進めた。また、雅楽の演奏は日本を代表する雅楽団体・伶楽舎のメンバーに依頼した。

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