華やかなアール・デコ様式の傑作。イタリア「ペルセオ」の腕時計「インフランジビル」が復活

イタリアの国民的老舗ブランド「ペルセオ」から、アール・デコモダンの傑作「INFRANGIBILE（インフランジビル）」が、スイス製クォーツムーブメントで復活。

「INFRANGIBILE=壊れない」と名付けられた、1933年の人気モデルだ。同モデルは8月上旬からの販売となっており、スリムなケースはペアウォッチとしてもオススメだ。

イタリアらしい美意識とこだわりが詰まった時計

「ペルセオ」は、二度の大戦に挟まれ、経済的繁栄と文化的変革が著しかった1930年代初頭、すでに鉄道や軍用時計で国家的ブランドとしての地位を築いていた。そんな中、このアール・デコ様式レクタンギュラーウォッチ「インフランジビル」を売り出すことで、イタリアらしい美意識とこだわりを世に知らしめた。

1933年発行の商品カタログの表紙を飾る「インフランジビル」

そもそもアール・デコの発祥はフランスだが、この革命的な様式は未来派（Futurismo）などイタリア独自の芸術運動との相互作用を通じ、イタリアの芸術と文化にとっても重要な装飾スタイルとなった。

「ペルセオ」は、そのアール・デコ様式の瀟洒なウォッチをあえて、イタリア語で「壊れない」ことを意味する「INFRANGIBILE」と名付け、国民に愛された鉄道時計メーカーとしての矜持と誇りを表している。

アップデートされた「インフランジビル」の復刻モデル

1930年代以降、数十年にわたりさまざまなブランドが名作をリリースし、一世を風靡したレクタンギュラーウォッチは、流行の変遷やムーブメントの制約などにより徐々に製造されなくなった。

しかし「ペルセオ」は2024年、本来ならアンティークだった同モデルに、スイスのロンダ社製クォーツムーブメントを搭載するという現代的なリニューアルを施し、アップデートされた復刻モデルとして蘇らせた。

同モデルは、印象的なクロスを配した旭光パターンに、レイルウェイ・トラックや四角いスモールセコンドを加えた文字盤が印象的。

そんな文字盤に、端正な面取りを施した30mm×25mmのスリムなレクタンギュラーケースを合わせている。

1930年代の華やかな時代を象徴するアール・デコの意匠が、いつもの装いに彩りを与えてくれそうだ。

インフランジビル
カラー：ライム×ホワイト／グリーン×グレイ／ブラック×ベージュ
ケースサイズ：30mm×25mm×6.5mm
ケース材質：316L ステンレス スティール
ストラップ：18mm牛革ストラップ
価格：79,200円（税込）
ペルセオ ジャパン公式サイト：https://www.perseojapan.com/watches/classic-collection.html

PR TIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000106099.html

（田原昌）