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今年の「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」の企画第一弾!3組のキュレーターによる企画展を10月に開催

IGNITE / 2024年8月12日 23時45分

今年の「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」の企画第一弾!3組のキュレーターによる企画展を10月に開催

「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」は、今年の企画第一弾として「New Japanese Photography:50 years on」をテーマにした企画展を10月5日(土)から27日(日)まで開催する。同展は3組のキュレーターによる企画展で、計15名の作家たちの作品を楽しめる。

展示によっては無料のものもあるので、近くに立ち寄った際には見に行ってみよう。

©︎YAMAZAWA Eiko「アブストラクト青と赤」(1960)Courtesy of The Third Gallery Aya

NEW JAPANESE PHOTOGRAPHY 1974→2024

調文明氏とアシスタントキュレーターの遠藤みゆき氏による「NEW JAPANESE PHOTOGRAPHY 1974→2024」は、50年の間に起きた日本写真の変容を​3セクションに分けて紹介する展示だ。

1つ目のセクションは「くにをあるく」。「くに」という言葉が指し示すものは国家や故郷、さらにイデオロギーまで幅広い。その境界線もまた不変とは言えず歴史性に関わることから、「日本なるもの」を見つめなおすという内容だ。



2つ目のセクションは「象ることの意味」だ。写真の本道とは“物体からの反射光をカメラで受け止める”ことだが、同展ではスキャンやバグなど光学に依らない表現を使った写真を展示する。

3つ目のセクションは「分からなさを分ける」。自と他、私と公、そして個人と国家の関係は、他者に対する絶対的な「分からなさ」を法や規範で不問にすることで成立する。しかしそれ自体が消えたわけではない。その「分からなさ」を当事者の視点を介して共有するのが同展だ。

その「男らしさ」はどこからきたの?

小林美香氏による「その『男らしさ』はどこからきたの?」は、日本社会全体に根付く男性中心主義的価値観・ホモソーシャル性に焦点を合わせた展示となる。写真や映像作品、広告や広報などに表れる男性のイメージを通して「男らしさ」とは何かを問う。

Cut Suits

個人所蔵のスクラップブックやポストカード、雑誌や書籍などの資料展示もあるとのこと。

Alternative Visions:A Female Perspective / The Wall vs the Page

フランスのキュレーター、マーク・フューステル氏による「Alternative Visions:A Female Perspective / The Wall vs the Page」では、1974年の「New Japanese Photography」で見過ごされた2つの視点に着目し、当時の代替ビジョンを提示する。​

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