西海岸発『サードウェーブコーヒー』が喫茶業界で話題 ― 昭和の喫茶店復活の兆しも
IGNITE / 2014年8月12日 11時37分
2014年7月。東京・日本橋にある築60年の木造一軒家をリノベーションした複合店舗内に、“anytime coffee”をコンセプトとする、どんな時でもたった一杯で幸せになれるカフェ「MIGHTY STEPS coffee stop」がオープンした。
サードウェーブコーヒーの流れで話題のスペシャリティコーヒーを提供するという。
近年の喫茶業界では「サードウェーブコーヒー」のコンセプトを掲げた店が増えはじめ、メディアでもよく耳にするようになった。
「サードウェーブコーヒー」とは、文字どおり“第3の波のコーヒー”という意味で、「90年代後半から、生産国でのコーヒー豆栽培や淹れ方にまでこだわるようになった動き」のこと。
ファーストウェーブでは、1970年代までの味気ないコーヒーの脱却を図り、セカンドウェーブでは、71年創業のスターバックスコーヒーに代表されるシアトル系が主流となり、その主役はエスプレッソ系コーヒーになった。
サードウェーブではそれがドリップ系コーヒーに交代し、「生産国でのコーヒー豆の栽培を重視する」、「流通過程を透明化」、「自家焙煎する」「コーヒーの淹れ方にこだわり1杯ずつ手作業で抽出する」ことが特徴に。発祥地はシアトル以外の西海岸だ。
(下画像/米国でサードウェーブを牽引した「ブルーボトル・コーヒー」)
また、サードウェーブコーヒーには、日本の古き良き“喫茶店文化”が色濃く反映されている。
現在主流のセルフカフェスタイルが台頭する以前は、日本各地に個人経営の喫茶店が多数あり、店主が各々のこだわりのコーヒーを提供していた。現在このようなフルサービス型の喫茶店は最盛期の約半数にまで減ってしまっるているが、ここ数年人気が復活してきているという。
スタバとドトールが国内店舗数1000店を超え、コーヒー業界では圧倒的シェアを誇っているが、名古屋発のフルサービス型の喫茶店「コメダ珈琲店」も552店舗を数え、急拡大中だ。
フルサービス型喫茶店の多くは、落ち着ける雰囲気が重視されており、その店づくりのコンセプトに「大正ロマン」や「昭和レトロ」が取り入れられることも多い。
ファッション業界にも、昭和末期スタイルの再燃がみられる昨今。カフェ業界にも復刻の波が訪れているようだ。
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