日本文化にフォーカスしてデザインした椅子。イタリア人デザイナーによる「LEGGERA」が復刻

イタリア人デザイナーMario Cabas（マリオ･カバス）氏によるアームチェア「LEGGERA（レジェーラ）」が復刻した。

この椅子は、日本文化にインスピレーションを受けてデザインされたもので、今回マリオ･カバス氏と北イタリアの椅子工場の協力のもと復刻し、9月11日（水）に販売を開始した。

デザイン性の良さだけでなく、軽くて堅固なアームチェアだ。

驚くほど軽いイタリアデザインのアームチェア

イタリア語で「軽い」を意味する「LEGGERA」は、ウッドシートタイプの重量が2㎏ほどしかなく、驚きの軽さとなっている。

現在80歳を超えるマリオ・カバス氏は、ジオ・ポンティさんによって1957年にデザインされたアームレスチェア「スーパーレジェーラ」に敬意を捧げ、この名前を付けたという。

人気のアームチェアをデザイナーと復刻

同製品は2008年ごろまで、北イタリアで製造されていた。当時はコアなファンがいる中、製造していた工場の廃業とともに製造中止となり、市場に流通することはなくなってしまった。

そこで今回セイアローズは、このチェアのデザイナー、マリオ・カバス氏の協力を得て、北イタリアのウーディネの工場で復刻することになったのである。

筋交いのデザインが生むバランスの良さ

同製品は座下に建築の工法「筋交い（すじかい）」を取り入れ、クロスしたデザインが見事に成立しており、堅固さと軽さの完璧なバランスが絶妙なチェアとなっている。コントラクトユースでも使えるほど、充分な強度を持ち合わせている。

イタリアの強度試験基準機関である「CATAS」の設立メンバーで、家具職人でもあるマリオ・カバス氏だからこそできた、木のポテンシャルを最大限に引き出したデザインのチェアだ。

2タイプと3色あるバリエーション

同製品はアームチェアとしては小さめで、コンパクトな空間にもオススメだ。

フレームカラーは、ナチュラル、ブラウン、ブラックの3色展開。

仕様は、ウッドシートタイプと張り込みタイプの2種があり、ファブリックを変えることでさまざまなシーンでのコーディネートが可能となる。

パーツを最小限にしたミニマルデザイン

同製品は上部と下部のUの字の曲木をラミネート（貼り合わせ）することで曲げ加工をしており、一般的な無垢材を曲げる方法の曲げ木よりもロスの少ない工法を取り入れている。構成されるパーツも最小限に、タイムレスなデザインも魅力のひとつ。

また、脚先には樹脂カバーが付いており、床材をカバーする。

「LEGGERA」は、セイアローズの各ショールームでも展示している。実際に見て、自宅のインテリアに合うタイプを選んでみては。

LEGGERA
材質：座 / ビーチ成型合板・ウレタンフォーム張込、フレーム / ビーチ材
サイズ：W500×D430×SH440（470）×H685
価格：64,000円～（税抜）
ショールーム：銀座ストア＆ショールーム、大阪ショールーム、糸島ショールーム
詳細ページ：https://seiarrows.com/featured/35/

PR TIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000098453.html

（田原昌）