地元猟師と里山を巡る特別な体験!奈良のオーベルジュ「うだ薬湯の宿 やたきや」のジビエツアー
IGNITE / 2024年9月21日 19時0分
鹿と歴史的な関係が深い奈良県にある、1日4組限定のラグジュアリーなオーベルジュ「うだ薬湯の宿 やたきや」が、地元の猟師とともに里山を巡る「やたきやジビエツアー」を実施する。
鹿皮なめし工場の見学や、ガイドと行く夜の森の探検、駆除された鹿を無駄なく活かすジビエ料理が楽しめる特別なツアーを通して、自然との共生を体感しよう。
ジビエの歴史と現代における新たな価値日本では猪は「ぼたん」、鹿は「もみじ」と呼ばれ、山間部では貴重なタンパク源だった。現在では、増えすぎた鹿の有害駆除が必要となり、再びジビエが注目されている。
食材としてだけでなく、軽くて柔らかい鹿革は通気性・吸湿性に優れ、パイロットグローブや剣道の防具に使われるなど、高く評価されている素材でもある。
しかし、実際にジビエとして利用されているのは約9%にすぎず、多くが未利用のまま廃棄されている。
「やたきや狩猟ツアー」では、持続可能な資源利用をテーマに、駆除された鹿の肉、皮、角などすべてを活用して命を無駄にしないという、環境保護と資源の循環を体感することができる。
ジビエのツアーで学ぶ地域の文化や自然との共生今回、同ホテルで体験できるツアーの内容を見てみよう。
猟師と巡る獣道探検ウォーキングと鹿皮の活用同ツアーでは、地元猟師とともに里山や集落を少人数で巡り、動物の痕跡を探す。
山や森の中だけではなく、意外にも人里近くに棲息する動物たち。人間の生活圏に隣接して生きる野生動物たちの現実を体験し、食物連鎖の一部としての人間の役割を再認識できる機会だ。
鹿皮のなめし工場見学では、駆除された鹿の皮がどのようにして高品質な製品に加工されるか、そのプロセスを学び、資源の有効活用を実感できる。
創作イタリアンをベースにしたプレミアムなジビエ料理同ホテルでは、創作イタリアンの技法を基にした独自のジビエ料理が味わえる。
今回のディナーでは、「熟成肉つむぐ」の長期ドライエイジングによる熟成シカ肉を使用し、より一層プレミアム感を引き立てる。同店の肉は、多くのシェフに愛される、じっくりと熟成されたナッツのような香りと深い旨味が特徴だ。
地元の新鮮な食材と鹿肉を絶妙に組み合わせ、ジビエ初心者でも食べやすく、上品ながらも深い風味を存分に楽しめるメニューとなっている。
希少なナイトサファリで野生動物を観察ナイトサファリでは、ガイドと一緒に夜の森を探検し、生きた野生動物を観察してみよう。
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