究極の街乗り自転車 ― シアトル発の電動自転車『Denny』の魅力
IGNITE / 2014年8月16日 8時34分
シアトルのデザインコンサルタント「Teague」と、自転車ビルダーの「Sizemore」が共同開発した電動自転車「Denny」が発表され、米国の5都市が参加するハイレベルな街乗り自転車をデザインするコンペティション「The Bike Design Project」にて優勝、2015年の市販化が決定した。
なぜこの「Denny」がここまで注目されているかと言うと、一番に”自転車一台に様々なアイディアが詰まっている所”が挙げられるだろう。
まずはもっとも特徴的なハンドル部分の機能の紹介から。
長方形のリング状のハンドルは駐輪の際にハンドルごと取り外して大きなU字ロックのように使用可能で、ハンドルを取り外さなくてもそのまま近くの鉄柱などに固定することが可能となっている。
実はこの「Denny」が開発されたシアトルでは、アメリカで最も自転車の盗難が多い国とされており、開発にあたりまず防犯機能を最優先にする所に良い印象を受ける。また、安全性の面で重要なライト類も豊富に装備されている。
高輝度のフロントのライトとブレーキライトはLEDとなっており、夜間の走行中に自動点灯する仕組みとなっている。また、左右のウィンカーライトも装備しており、こちらも視認性に優れたLED製となっている。他にもハンドルの下部に視界を妨げないスマートな荷台が装備されていたり、走行面でも重要な電動アシストはもちろん、自動変則機能も搭載されている。
以上の事からこの「Denny」は基本性能を最大限に追求した実用的なモデルに仕上がっていると言える。
今後の動向に注目したいところだ。
(Lion-Maniacs)
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