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岡山・倉敷|築110年の建造物を再生した料理宿「撚る屋」で土地の文化に思いを馳せる

IGNITE / 2024年10月16日 20時0分

岡山・倉敷|築110年の建造物を再生した料理宿「撚る屋」で土地の文化に思いを馳せる

11月14日(木)、岡山県の倉敷美観地区に新たな料理宿「撚る屋(よるや)」が開業する。これに先立って、公式サイトからは宿泊予約の受付がスタート。多くの旅好きから注目を集めている。

撚る屋の建物は、明治期に建てられた築110年ほどの伝統的建造物を再生して活用している。宿泊を通じて、倉敷の歴史や文化を存分に感じてほしい。

築110年の歴史を紡ぐ料理宿「撚る屋」

「撚る屋」は前述の通り、明治時代に呉服屋の別邸として建てられた築110年の建造物を再生して活用する宿泊施設。既存建物は改修し、さらに新たな建物も増築して、30〜76平米の客室を全13室分設えた。

また、16席をコの字型に配したダイニング、そして宿泊者以外も利用できるワインバーも併設。料理の面にもこだわりゲストをもてなす。

既存建物を活かして、町並みに馴染む宿泊施設に

撚る屋の空間デザインは、「現代における日本の文化創造」をコンセプトに活動するSIMPLICITY社が担当。

かつて釜戸や囲炉裏が「火の座(かのざ)」と呼ばれていたことに由来して、「かのざ」をコンセプトにデザインを行った。このコンセプトには、かつて人々が暖や⾷を求めて火の座に集まったように、「撚る屋」を通じて人々が繋がり、土地への想いを深めてほしいという願いが込められている。

一方、建築設計は伝統建築の改修で知られる今井健雄建築設計事務所が担当した。

設計においては、既存建物の改修部分と新築部分の調和を重視。可能な限り元の建物部分を残すことで、異なる時代の様式が混ざり合う倉敷の街並みと馴染みよく仕上がっている。

例えば、既存建物の建築当初には別荘の入り口として使われていた東門は、スイートルーム専用の玄関に。長年建物を支え続けた柱や梁などもそのまま活用している。また、新たに建てられた漆喰棟やレンガ棟も、既存の改修部分と違和感のない佇まいを見せる。

また、倉敷は綿やイ草の栽培で栄えた歴史があり、現代でも多くの作家が住んでいる。そのため撚る屋でも、彼らの作品を空間に取り入れることで、倉敷の魅力をさまざまな角度からゲストへと伝える。

倉敷の地域文化を料理を通じて表現

「撚る屋」は建物の設計だけでなく、料理にも確かなこだわりを持つ。

倉敷は江戸時代から水運を活かした物流拠点として栄えてきた。当時はシルクロードからやってきた物資が瀬戸内海から倉敷を通り、大阪や上方へ運ばれたという。撚る屋もこの倉敷特有の地域文化を表現するため、瀬戸内の魚や近郊で採れる山の幸を使用した日本料理をゲストへと振る舞う。

倉敷美観地区という歴史的なエリアで、その土地の魅力を映し出す料理宿「撚る屋」。旅好きならば一度宿泊して損はなさそうだ。

撚る屋
所在地:岡山県倉敷市東町2-7
公式サイト:https://yoruya-kurashiki.com/
予約サイト:https://go-yoruya-kurashiki.reservation.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000138688.html

(IKKI)

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