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Ha太陽望遠鏡と天体望遠鏡の2通りで使える、ACUTER OPTICSの新製品「フェニックス」

IGNITE / 2024年10月24日 20時0分

Ha太陽望遠鏡と天体望遠鏡の2通りで使える、ACUTER OPTICSの新製品「フェニックス」

サイトロンジャパン社が、10月31日(木)に「ACUTER OPTICS(アキュターオプティクス)」の新製品「フェニックス」を発売する。これに先駆け、同製品を扱う天体望遠鏡専門店やサイトロンジャパン直営店では予約受付を開始した。

フェニックスは、昼はHa太陽望遠鏡として、夜は天体望遠鏡として使える優れもの。ハイエンドな望遠鏡を手に入れることで、趣味の幅が広がりそうな予感だ。

安全に太陽を観測できる望遠鏡「フェニックス」

前述の通り、フェニックスは、太陽観測と天体観測の両方で使える2in1望遠鏡。まずは、太陽を観測する「Hα太陽望遠鏡モード」から紹介しよう。

フェニックスは、太陽のHα線を抽出した上で、半値幅0.6Å以下の狭帯域で透過できる40mm径エタロンフィルターとブロッキングフィルターを搭載している。これらのフィルターにより、初心者でも安全に太陽表面のプロミネンスなどを観測できる。

対物レンズ前面に取り付けるエタロンフィルターユニットには、透過波長を調整する機能も。よりコントラストを高めて太陽像を楽しみたい人は、こちらを触ってみると良いだろう。

加えて、太陽観測用のファインダーは「ソーラーガイド」も搭載。太陽をのぞかずとも、安全に太陽を望遠鏡の照準内に入れられる。付属のスマートフォンアダプターを使えば、そのまま観測中の太陽を写真に収めることも可能だ。

別売りの「Sky-Watcher ソーラークエストマウント」と併用すれば、太陽を自動で導入したり追尾したりと、より専門的な観測を行うこともできる。

ディテールにこだわり初心者でも使いやすい品に

フェニックスには、焦点距離5~16mmのズームアイピースが付属。25倍から80倍の範囲で倍率を自由に調整できる。

また、クレイフォード式のフォーカサーを採用しているため、滑らかなフォーカス操作が可能で、ピント位置の確認も簡単。さらに、観測の際にフォーカサーを回転させられる装置も備えており、容易に観測しやすい角度へと調整できる。

架台に取り付ける際は、付属のドブテイルバーを活用すればOK。45mm幅に設定されているので、市販されているほとんどのものに取り付けられるはずだ。

夜は優雅に星空を観察

一方の「天体望遠鏡モード」は、夜間に月や惑星、星雲などを観察する際に使用する。

一般的な天体を観察する場合は、「Hα太陽望遠鏡モード」で使ったエタロンフィルターユニットを取り外し、接眼側のソーラーダイアゴナルを天体用天頂ミラーに換装する。また、天体観察用のファインダーとしてレッドドット式ファインダーが付属するので、こちらも合わせて取り替えよう。

アイピースやフォーカサーなどは太陽望遠鏡モードと共用できるため、使い勝手抜群。「Hα太陽望遠鏡モード」と同じくスマートフォンアダプターを使えば、月をはじめとする明るい天体を簡単に撮影できる。

なお、今回登場するフェニックスはオープン価格での販売となるが、サイトロンジャパン社では市場価格を税込16万円前後と予想している。決して安くはないが、自分の所有するモノにこだわりを持つ大人男性ならば一度はチェックして損はなさそうだ。

サイトロンジャパン社公式サイト:https://www.sightron.co.jp

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000283.000007828.html

(IKKI)

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