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Jill Furmanovskyと河村康輔による企画展開催。伝説が蘇る!写真とコラージュで体感するOasisの世界

IGNITE / 2024年11月6日 15時0分

Jill Furmanovskyと河村康輔による企画展開催。伝説が蘇る!写真とコラージュで体感するOasisの世界

2009年の解散から15年、ついに再結成が決定したイギリスの大人気バンドOasis。その伝説を、写真とアート、異なる二つの視点から再構築する展覧会「Oasis Origin + Reconstruction」が、東京・神保町のNew Galleryで開催中だ。

二人の視点で彩られるOasisの15年

同展は、フォトグラファーのJill Furmanovsky(ジル・ファーマノフスキー)氏が1994年から2009年にかけてOasisを撮影したドキュメンタリー写真と、アーティストの河村康輔が大胆に再構築した写真やロゴ、アルバムジャケットのコラージュ作品で構成される。

20世紀後半のロック史を彩る錚々たるアーティストたち、ポール・マッカートニー、ボブ・ディラン、イギー・ポップ…。彼らをレンズ越しに見つめてきた写真家、ジル・ファーマノフスキー氏。彼女にとってOasisは特別な存在だ。1994年のメジャーデビューから2009年の解散まで、15年間という長い歳月を、まるでバンドの一員のように寄り添い、その姿を写真に収めてきた。ファンとして、友人として、そしてジャーナリストとして、多様な視点から捉えられた写真は、まさに彼女の最高傑作と呼ぶにふさわしい。Oasisの多彩な表情を映し出している。

そして国内外で活躍するアーティスト、河村康輔。彼の作品の特徴は、シュレッダーで裁断された素材を、手作業で再構築するコラージュにある。『大友克洋GENGA展』のメインビジュアルや、『AKIRA』を使った作品、ユニクロUTのクリエイティブ・ディレクター就任など、輝かしい経歴を持つ河村氏。高校時代、Oasisに夢中だった彼は、公式ロゴや写真を素材に、独自の作家性でOasisの世界観を再解釈。裁断され、再構築されるイメージは、まるでバンドの歴史そのもの。混沌としながらも、力強い存在感を放っている。

Oasisファンが夢見る新たな発見と再会

展覧会のハイライトと言えるのが、ノエルとリアムのギャラガー兄弟のポートレートを用いたコラージュ作品。シュレッダーで裁断された兄弟の顔が、見事に再構築され、まるで二人の視線が交差しているような構図になっている。実は河村氏、このポートレートが元々別々に撮影されたものだとは知らずに、純粋に美的観点からこの構図を作り上げたそう。偶然の産物とはいえ、二人のアーティストの感性が共鳴し、Oasisの魅力を最大限に引き出した、奇跡的な作品と言える。

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