舘鼻則孝氏の個展「Under the Sun and Moon」｜太陽と月をモチーフにした作品群に魅せられる

現代美術家の舘鼻則孝氏による新作個展「Under the Sun and Moon」が、12月26日（木）まで東京・東品川のギャラリー「KOSAKU KANECHIKA」で開催されている。

舘鼻氏が同ギャラリーで個展を開催するのはこれが10度目。過去の個展同様、日本文化を現代の視点から再解釈した舘鼻氏ならではの作品群に期待したい。

©︎NORITAKA TATEHANA K.K., Courtesy of KOSAKU KANECHIKA, Photo by GION

「Under the Sun and Moon」が開催

現在開催中の個展「Under the Sun and Moon」は、「日光」と「月光」をモチーフにした絵画や彫刻作品を中心に構成されている。

これらは、仏教における仏像の安置形式「薬師三尊」の左右にいる日光菩薩と月光菩薩が持つ「日輪」と「月輪」から着想を得ているそう。

©︎NORITAKA TATEHANA K.K., Courtesy of KOSAKU KANECHIKA, Photo by GION

©︎NORITAKA TATEHANA K.K., Courtesy of KOSAKU KANECHIKA, Photo by GION

舘鼻氏らしい雲や雷をモチーフにした作品も

この他、展示作品には、仏教絵画の「来迎図」にインスパイアされた「Descending Painting」シリーズがラインナップ。

雲や雷といった象徴的なモチーフは「生と死」や「天と地」を隠喩しており、舘鼻氏の作品にたびたび登場する。本展でも、大型作品からアクリル支持体を使った作品までバリエーション豊かな作品を披露する。

©︎NORITAKA TATEHANA K.K., Courtesy of KOSAKU KANECHIKA, Photo by GION

©︎NORITAKA TATEHANA K.K., Courtesy of KOSAKU KANECHIKA, Photo by GION

数々の未公開アーカイブ作品が集う

さらに、同展ではKOSAKU KANECHIKAでこれまで公開されていなかったアーカイブ作品も展示。舘鼻氏の幅広い創作活動を目の当たりにできる。

©︎NORITAKA TATEHANA K.K., Courtesy of KOSAKU KANECHIKA, Photo by GION

©︎NORITAKA TATEHANA K.K., Courtesy of KOSAKU KANECHIKA, Photo by GION

この冬、都内でアートに触れたい人はこの機会にKOSAKU KANECHIKAまで足を運んでみては。

舘鼻則孝「Under the Sun and Moon」
会期：開催中〜12月26日（木）
開廊時間：11時〜18時（日・月・祝は休廊）
会場：KOSAKU KANECHIKA
所在地：東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 5F
入場料：無料

PR TIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000038054.html

（IKKI）