新たな一年に思いを巡らす静寂のとき。京都・木津川の古刹「浄瑠璃寺」「岩船寺」の新春特別公開
IGNITE / 2024年12月29日 18時0分
古刹や仏像が点在する京都府山城(やましろ)地域では、「浄瑠璃寺(じょうるりじ)」と「岩船寺(がんせんじ)」において、新春特別公開を実施。
1月1日(水・祝)からの期間限定となっており、1月13日(月・祝)には、完全予約制で両寺院の夜間特別拝観も開催する。
冬の静寂に包まれて、山城地域ならではの新年を過ごしてみたい。
平安時代に広まった浄土信仰の形を今に伝える古刹奈良と京都、二つの都の間に位置する京都府山城地域は、千年を超える歴史を有する古刹や仏像が点在する「文化財の宝庫」だ。
そんな山城地域の南部、奈良市に隣接する木津川市の「浄瑠璃寺」と「岩船寺」において、新春特別公開を実施する。
四季折々の美しさが魅力的な「浄瑠璃寺」「浄瑠璃寺」の極楽浄土を表現した庭園は、国の特別名勝及び史跡に指定されており、宝池を中心に、西に本堂・九体阿弥陀仏、東に三重塔・薬師如来を祀る平安時代の形を今に伝えている。
池の東にたたずむ三重塔は、平安時代末期に京都一条大宮から移築されたものとされ、本堂・九体阿弥陀如来像とともに国宝に指定されている。
関西花の寺二十五カ所のひとつ「岩船寺」「岩船寺」は、729年に聖武天皇の勅願で建立されたと伝えられ、本堂に安置されている阿弥陀如来坐像は、高さ3メートルに迫る丈六の坐像だ。
同坐像は平安時代に一本のケヤキから切り出された一木造りであり、その大きさから重量感を感じられるが、表情は柔和な印象で、肉身の漆箔、衣の彩色も見ることができる。
また、普賢菩薩騎象像は113年ぶりの修復を終え、通常拝観が可能となった。
「新春特別公開」で拝観する両寺院の秘仏新春特別公開では、普段は秘仏となっている仏像を特別に拝観できる。
期間限定で特別公開される秘仏の拝観「浄瑠璃寺」では、「吉祥天女特別公開」を1月1日(水・祝)~15日(水)に行う。華やかな彩色が美しい吉祥天女に逢える貴重な機会だ。
また、「三重塔初層開扉・薬師如来特別公開」は、1月1日(水・祝)~3日(金)・8日(水)~10日(金)の中で、天気が良い日のみ開催。
そして「潅頂堂 大日如来特別公開」は、1月8日(水)~10日(金)のみとなる。
「岩船寺」の本堂では、「如意輪観音・弁財天・羅刹天特別公開」を、1月1日(水・祝)~15日(水)に行う。修復から戻ってきた普賢菩薩騎象像も必見だ。
冬の夜の静寂に包まれて、仏像と向き合う夜間特別拝観-
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