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職人技と最新技術が生んだ機能美・・・「Kalita」が「波佐見焼」とコラボしたコーヒードリッパーが誕生

IGNITE / 2015年7月10日 8時6分

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珈琲にこだわる人は、その道具にもこだわりたいもの。そして、美味しい珈琲を生み出す道具ほど美しいものだ。

今回注目するのは、「透明感と機能美を備えたセラミック製ドリッパー」。

1958年の創業以来、「美味しいコーヒーを、もっと多くの人に、もっと手軽に、楽しんでもらいたい」という想いの下、日本におけるペーパードリップの基礎を築き、様々なプロダクトを世に送り出してきた『Kalita(カリタ)』が、400年の歴史を持つ『波佐見焼』とコラボレーション。

いつからともなく「カリタ式」と呼ばれるようになった、ドリッパーの底部に3つの穴を持つ構造。コーヒーの味わいを左右する濾過速度のコントロールにこだわった結果たどり着いたこの設計を、より精密にかたちにしたのが今回の新作ドリッパーだ。

■Kalitaが求め、波佐見の職人たちが応えた機能美

『Kalita』が目指したのは「世界に通用する日本製品」。

世界的なハンドドリップブームの盛り上がりを背景に、海外からのオーダーが増え続けていた『Kalita』は、「世界市場の要求に対してより高い次元で応えたい」「自社の販売活動を日本の地域・産業の活性化につなげたい」という想いを抱いていた。

こうした経緯から、『Kalita』は、波佐見焼のデザイナーとともに、従来品を超える精度、薄さ、軽さ、美しさを追求。妥協することなく試作と修正を繰り返し、ひとつのプロダクトを完成させていったのだという。

プロットの段階で描かれたデザイン画。

ドリッパーのフォルム、内部のスリットや穴、一つひとつにコーヒーの味わいを高める工夫が施されている。

 

繰り返しつくられた多くの試作品

■一目見ただけでわかるクオリティの差

完成した新ドリッパーの大きな特長。それは、一目見ただけで感じることができる美しさにある。

強度の高いセラミックを使用することで、光に当てると透けて見えるほどの薄さを実現。描かれる曲線とエッジは極めてシャープになり、おなじみのロゴマークもより美しく表現されている。

また、外観のみならず、高い機能美も内部のスリットや、底部の3つ穴の精度も飛躍的に高まり、より理想的な濾過速度でコーヒーを抽出できるようになったという。

仕上げ前の試作品。

シャープなライン、クッキリと浮かび上がるロゴのクオリティは、波佐見焼ならではの仕上がり。

 ■波佐見町と『波佐見焼』について

波佐見町は、地域全体で分業を行い、質の高い陶器を世に送り出してきた焼き物の街。1580年頃から生産がはじまった『波佐見焼』は、ただ伝統を守るだけでなく、『HASAMI』というブランドで、現代のライフスタイルによりそったプロダクトを数多く手がけている。

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