10万円オーバー機とも戦えるポータブル音楽プレーヤー「Cayin N6」
IGNITE / 2015年7月17日 21時34分
iPodのムーブメントが鳴りを潜め、移動中の音楽再生はスマートフォンというユーザーが大多数となった現代。サブスクリプションスタイルの音楽配信サイトも増え、ポータブルオーディオプレーヤーはもう過去のものとなるのかもしれない。
そう思いきや、一部のポータブルオーディオプレーヤー市場が熱くなってきている。それは数万~数十万という高価な価格帯のハイレゾ音源対応プレーヤー市場だ。
アンダー10万円でDSDをネイティブ再生できるCayin N6
CDの音質を超えるハイビットレートなハイレゾ音源を再生できるポータブルプレーヤーは、FiiO X1(Fiio)という1万円台で購入できるモデルから、45万円を超えるAK380(Astell&Kern)まで、様々なモデルが存在する。価格帯によって対応フォーマットの多寡、アンプ部の駆動力に差が出てくるが、とりあえずハイレゾ音源を楽しむのであれば低価格なモデルでも大丈夫ということになる。
ボリュームゾーンとしては5~10万円くらいの価格帯となるようだ。DSD再生に対応するモデルが多く、ダウンロード販売されている多くのハイレゾトラックに対応しているというメリットがある。ただしDSDのデータをPCMに変換するタイプが大半で、DSD音源が持つ空気感の再現性は低い。
新たに日本市場に投入されるCayin N6は、99,800円という価格でありながらDSDのネイティブ再生に対応したモデルだ。円形のディスプレイ(ただし表示部は長方形)の横にジョグダイヤルを持ち、前面のナビゲーションボタンと共に高い操作性とデザイン性を実現している。
DACチップにはテキサス·インスツルメンツのPCM1792Aを搭載。本来2ch用のチップだが、片チャンネルにつき1機のPCM1792Aを使ったデュアル構造となっている。さらに3基のクリスタルオシレーターを用いており、クロストークやジッターの低減に努めている。
アンプ部も220mW+220mW(32Ω)で、ヘッドフォン・イヤフォンの駆動力も高い。PCと接続してUSB DACとして使えるというメリットもある。
内蔵メモリーは8GBだが、最大128GBのmicroSDカードも使用可能。10万円オーバー機とも戦えるスペックを持っている。
コンパクトなボディに精緻さを強く感じさせるテクノロジー。同機は男性の所有欲を強くくすぐるプロダクトといえよう。
(武者 良太)
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