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「グッスマ」より前代未聞の変形ヘッドフォン「THP-01」が発売へ

IGNITE / 2015年7月25日 13時6分

「グッスマ」より前代未聞の変形ヘッドフォン「THP-01」が発売へ

7月15日、toon WORKSHOPという新興ブランドから、今までにはないまったく新しい思想のヘッドフォンTHP-01がリリースされた。

256ものパーツを組み合わせ、各部を可変させながらコンパクトに折りたためる変形ロボットの文脈を持ったGEEK JAPANなプロダクツだ。

それは”音質の面から部品点数を減らした方がいいとされるヘッドフォン開発の常識”に、あえて立ち向かうモデルでもある。

ホビーメーカー・グッドスマイルカンパニーが立ち上げた新興ブランド

toon WORKSHOPの主軸はプロダクト/グラフィックデザイナーのメチクロ氏。

多岐にわたる活躍フィールドを持ち、ハイエンドオーディオの世界においてもデザインを手がけていた氏が、玩具・フィギュアのホビーメーカーとして、また片山右京氏が監督を務めるグッドスマイルレーシングの母体、グッドスマイルカンパニーと手を組みTHP-01を作り上げた。

キーとなったのはこの可変構造だ。華奢そうに見えるが、強度は上々。アクションフィギュアで世界中を唸らせたグッドスマイルカンパニーが擁する可変構造のプロフェッショナルがデザインスケッチを描き、いくつものプロトタイプを経てこのスタイルに辿り着いた。

パーツを動かしたときの音と触感にもこだわりがある。フィルムカメラの巻き上げレバーを操作しているかのような、確かな手応えがそこにはある。

 造形家・竹谷隆之氏が手がけたカスタムモデル(非売品)

スタイリッシュさで魅せるデザインは内部のフレームにまで及んでいる。分解すると保証の対象外となってしまうが、グッドスマイルカンパニーの「それでも中を見て欲しい」(代表取締役社長・安藝貴範氏)。

ライゾマティクス・齋藤精一がデザインしたカスタムモデル(非売品)

またtoon WORKSHOPは後日、外装パーツの3Dデータを公開予定。このデータを用いることで、ユーザーがオリジナルの外装を作って付け替えれる、ヘッドフォンというプロダクトをオリジナルカスタマイズするというシーンを作ろうとしている。

ファッションブランドFACETASMによるカスタムモデル(非売品)

近年、セミオーダーなカラーカスタマイズを受け付けるヘッドフォンがいくつか登場している。そしてヘッドフォンはファッションアイテムとしても注目されている存在でハイブランドとのコラボレートも加速している。

THP-01はこの、ヘッドフォンのエクステリアを重視するという流れを加速させる可能性も秘めている。

東亜重工製通信用端末・二零式[黒]・東亜重工製通信用端末・二零式[白](c) 東亜重工

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