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「千と千尋の神隠し」のモデルとも云われる渋温泉、その魅力

IGNITE / 2015年8月8日 17時36分

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渋温泉は複雑な木造建築が数多く残る独特の景観で昔ながらの温泉情緒がたっぷり。温泉街には「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルのような金具屋などノスタルジックな宿が続く。

渋温泉に宿泊すると無料で源泉が異なる9つの外湯めぐりが愉しめ、もちろん公共浴場も温泉宿も源泉100%掛け流しだ。

今宵の宿泊は渋温泉街の中ほどに建つ数寄屋造りの老舗旅館「古久屋」。

昭和32年に建築された建物をベースに改築が行われてきた。そのため階段が多く、渡り廊下や地下道もある。そんな迷路のような複雑な造りになっている館内も見どころのひとつだ。

チェックインを済ませ、外湯めぐりのための鍵を借りる。外湯の入り口には鍵がかかっているので預かった鍵で入り口をあけて入浴する。

各外湯の効能は一番湯「初湯」は胃腸、二番湯「笹の湯」は湿疹、三番湯「綿の湯」は切り傷・おでき・子宝、四番湯「竹の湯」は通風、五番湯「松の湯」は脊椎病、六番湯「目洗いの湯」は眼病、七番湯「七操の湯」は外傷性障害、八番湯「神明滝の湯」は婦人病、九番湯「渋大湯」は子宝・リウマチ・神経痛。気になる温泉はあっただろうか。

いくつかの外湯を巡ってみたが、温泉成分が異なるため褐色だったり白濁していたり緑がかっている湯もあり面白い。熱い湯に入ったあとは、次の湯めぐりまでちょっとお休み。射的場で遊んだり、旅館に戻り部屋で一息いれる時間も贅沢。

古久屋の温泉は6か所の源泉から引かれ、その内2本は地中5mのところから自然湧出している。温泉の湧き出している真上に旅館が建っているということだ。この温泉の湧き出し口を見学できる場所が館内の地下にある。源泉見学のできる宿はそうそう見当たらないので見学は必至だ。

宿泊した部屋は信濃路の間。16畳分の和室と広縁、温泉の内湯、庭の一角にも温泉露天風呂がある豪華な部屋だった。

館内には9つの湯処と、16の浴槽がある。使いきれないほどの湧出量があるので湯船のほかに玄関先で温泉たまごを作るのにも使用しているという。

あちらの湯、こちらの湯に浸かり、部屋でごろり。のぼせた体を畳に預ければヒヤリとした感触がなんとも心地よい。

食事処での夕食は、信州の食材をふんだんに使った会席料理。

料理の前に冷えたビールをゴクリといただき喉を潤す。火照った体にはこれが一番の至福、と思ったが新鮮な馬刺しや信州牛のすき焼きなど、幸せが次々に運ばれてきた。

住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏2200
電話:0269-33-2511
サイト:信州 渋温泉 古久屋 Kokuya|内湯九湯めぐりの宿

(小椚 萌香)

*渋温泉 古久屋 – 高級旅館・高級ホテルの予約ならrelux(リラックス)
Fuchsia / PIXTA(ピクスタ)

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