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夢千代の里 元禄15年創業の老舗旅館「佳泉郷 井づつや」で過ごす贅沢

IGNITE / 2015年9月25日 6時6分

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兵庫県北西部にある湯村温泉は、春木川のほとりに湧く日本屈指の高熱温泉。元湯の温度は98度もあり、毎分470リットルもの温泉が湧出している。


温泉街の中心である元湯は「荒湯」と呼ばれ、観光客用の温泉たまごが茹でられ、地元住民が野菜の煮茹でに利用されている。豊富に湧き出る温泉は旅館のみならず、各家庭にも配湯されているという。
そんな湯村温泉の中でも老舗の旅館、井づつやに宿泊した。手入れが行き届いており、外観も内装も老朽化を感じるところがない一流旅館である。

部屋タイプは温泉宿には珍しいシングルの洋室から一般和室、露天風呂付き客室、応接間付き客室などバラエティに富んでおり、全部で108室。湯村温泉の湯量の豊富さを象徴するように全室の浴室、洗面所には自家源泉の温泉がひかれている。

宿泊したのは庭園露天風呂付きの和室。早速、露天風呂に浸かって旅の疲れを癒すことに。

テラスの露天風呂からは青々と緑が茂っている。都会の喧騒を忘れほっと一息。

最上階と地下2階に男女それぞれの大浴場があり、展望風呂に湯上り処では生ビールとソフトドリンク、地下の湯上り処では冷茶と和菓子のサービスがある。

湯上り処のスタッフが気さくに声をかけてくれるのが嬉しい。おいしい生ビールをいただけば会話も弾むというものだ。

地下の湯上り処から温泉街の中心地に抜けられる裏玄関がある。ほんの少し坂を下れば源泉「荒湯」に到着する。湯けむりが立ち込め、観光客で賑わっている。

春木川沿いの足湯に気持ちよさそうに足を浸けている風景を眺めながら上流に歩いていくと夢千代像が建っている。湯村温泉は「夢千代日記」の舞台となった場所である。

旅館の規模が大きいので食事のプランもさまざまである。館内には個室料亭あり、居酒屋あり、ガーデンダイニングもある。

それぞれに専用の厨房、調理場があるのでどこでも熱々の料理がいただける。夕食は部屋食で、朝食は料亭個室でお願いすることにした。

総料理長は井上明彦氏。伝説のテレビ番組「料理の鉄人」で、あの陳健一氏と互角に戦った料理人で、彼の考案した「席前料理」は大好評。

部屋食専用の厨房からでき立ての料理が運ばれ、焼き物は調理人が部屋まで出向いて目の前で調理してくれる。自分たちのためだけのライブ感あふれる料理に舌鼓を打つ。

湯上り処といい、席前料理といい、スタッフとの会話が心に残る老舗旅館であった。

住所:兵庫県美方郡新温泉町湯1535
電話:0796-92-1111
サイト:湯村温泉 佳泉郷 井づつや

(小椚 萌香)

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