「ベントレー コンチネンタル GTスピード」が記録した最高速度“331km/h”にはどんな意味があるのか?
IGNITE / 2015年11月16日 12時46分
そもそもベントレーはスポーツカーブランドである。
1920年から1930年までのル・マン24時間レースでの5勝とその勇姿はいまも語り継がれるストーリーであり、創成期のレース業界において爪痕を残したのはいわずもがなだ。
ただ、ロールスロイスとのバッジ違いの年月が長過ぎたことで今日それもだいぶ薄まっている感はある。ウルトララグジュアリーブランドとしての立ち位置は十分ではあるが、スポーツカーとしてのイメージは浸透していない。
とはいえ、開発陣の想いはそれとは別。VWグループになり資金が注入されると、かれらは走りを追求しはじめた。
そこで生まれたW12の6リッターエンジンであり、それをカリカリにチューニングしたのがコンチネンタルGTスピードである。なので、今回の時速331km/hという結果はさして驚きには値しない。当然といえば当然。スポーツカーとしての加速と最高速を彼らは追い求めてきたからだ。
おもしろいのは、オーストラリアのハイウェイで行われたということ。通常こういったテストはアメリカのユタ州ソルトレイクにある、ボンネビルソルトフラッツで行われる。
写真でご覧になった方もいらっしゃると思うが、あの白い大地だ。が、今回は一般道。ハイウェイといってもまわりは赤土の一本道のことである。
つまり、それだけリアリティは高い。それにしても速度無制限区間とはいえ、どれだけまっすぐ続いているんだ?ってツッコミたくなる。まさにオーストラリアならではの環境だ。
それはともかく、単なるウルトララグジュアリーカーと思われがちなベントレーがその立ち位置を明確にしたのが今回のニュース。来年はSUVのベンテイガがリリースするだけに、ますます高級車色が強くなるが、その実力は我々の想像を絶する。
それにしても331km/hとは恐れ入る。まぁ、公道を走るクルマとしてそれだけのパフォーマンスがいるかいらないかは抜きにして、クルマ好きの心を躍らせる話題であることは間違いない。
(九島 辰也)
※画像:Bentley Motors Newspress Limited / Klaus Balzano
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