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フェラーリの戦略的万能モデル「新型 GTC4 ルッソ」が初公開される

IGNITE / 2016年2月23日 18時12分

フェラーリの戦略的万能モデル「新型 GTC4 ルッソ」が初公開される

フェラーリが3月1日に開幕するジュネーブショーにおいて、4人乗りのスポーツグランドツアラー「新型 GTC4 ルッソ」を披露する。

このモデルは「FF(フェラーリ・フォー)」の実質的な後継となるが、今回は内外装のブラッシュアップはもちろん、“あらゆる走行条件での汎用性”が大きく高められたところがポイントのひとつ。モデル名を変えたことからも分かる通り、相当に気合いが入った改良となる。

それにはビジネス上の大きな理由もあると考えられるのだが、お分かりだろうか? ヒントは、フェラーリには無くて、マセラティやランボルギーニが既に予告しているものだ。

さっそく答え合わせといこう。今年2月の記事でご紹介したように、マセラティは「レヴェンテ」、ランボルギーニは「ウルス」という“新型SUV”の開発を進めていて、すでに発売までのカウントダウンに入っている。

一方のフェラーリは、「SUVの開発はしない」と公式に明言。あくまでもスーパースポーツブランドとしての伝統と哲学を守る構えだ。

とはいえ、ラグジュアリーブランドの世界でもSUVが注目を集める中、みすみすとビジネスチャンスを逃すわけにもいかない。そこで白羽の矢が立ったのが、フェラーリ唯一の4人乗りである「FF」、つまりは「新型 GTC4 ルッソ」というわけだ。

そのため、新型 GTC4 ルッソでは、グランドツーリング性やサーキットでのパフォーマンスに加え、雪に覆われたワインディングなどでの汎用性の高さも強くアピールされている。

技術的には、AWDシステムに後輪操舵の機能を加えた「4RM-S」を新たに採用したほか、電子制御ダンパーやVDC(ビークル・ダイナミクス・コントロール)などの制御も、より正確かつ緻密に行えるようにバージョンアップされているという。

エンジンは先代FFから継承した6.2リッターV12ながら、最高出力は+30psの690ps、最大トルクは+14Nmの697Nmへとハイチューン化され、0-100km/h加速は3.4秒と、0.3秒ほど俊足になっている。

より筋肉質で彫刻的なプロポーションも魅力的だ。とくに大胆に切り込まれたサイドライン、シンメトリカルに配置された4つのテールランプと4本のテールパイプなどが特徴的。先代FFよりも若干ながらボディが拡大しているものの、見た目はグッと引き締まった印象だ。

インテリアでは、より小径化した新形状のステアリングホイールや外装とシンクロした4つのエアコン吹き出し口のほか、10.25インチの最新インフォテインメントシステムも初採用されている。

ちなみに「GTC4 ルッソ」というモデル名は、往年の名車「330GTC」などのレーシングな血統+4人乗りを表す「4」+イタリア語で贅沢という意の「ルッソ」を組み合わせたもの。その名に相応しい性能と優雅な時間を過ごせることは約束されているといっていいだろう。

(zlatan)

写真:フェラーリ

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