1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

道後温泉本館で温泉に浸かったあと喉を潤す地ビールの愉しみ

IGNITE / 2016年3月10日 10時0分

道後温泉本館で温泉に浸かったあと喉を潤す地ビールの愉しみ

夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台である愛媛県松山市。道後温泉は有名な観光地のひとつだ。道後温泉のシンボル『道後温泉本館』を中心に観光客の賑わいを集めている。

『道後温泉本館』は旅館のようにも見えるが日帰り専用の温泉共同浴場。見るからに重厚な造りの建物は戦前に建築され、国の重要文化財に指定されている。2009年にはミシュランガイド(観光地)の日本偏でも2つ星をもらっている。観光客に人気のこちらの施設を体験してみよう。

チケット売り場に入浴料金の案内が掲示されている。面白いことに料金は一律ではなく利用する浴槽、休憩所、接待などによって4つのランクに分かれている。浴室は1階に「神の湯」と「霊(たま)の湯」があり、休憩所は2階席の広間と3階の個室。一番高い「霊の湯と3階個室」のチケットを購入した。

このチケットは貸し浴衣と貸しタオル付きで、ふたつの浴室を利用でき、3階の個室でお茶と坊っちゃん団子の接待が受けられる。

また、スタッフの解説付きで「又新殿(ゆうしんでん)」の観覧ができるというので入浴の前に見学コースに参加した。2階にある又新殿は日本で唯一、皇室専用に設えられた浴室施設だそうで、金箔に極彩色の枝菊の描かれたふすまや輪島塗りの建具など優雅な部屋や畳敷きの雪隠(せっちん=トイレ)、御影石の浴槽など見どころも多い。

1階に降り「霊の湯」に浸かり、浴衣に着替えて3階の個室へと向かう。あっさりと書いているが、館内の階段は昔ながらの急階段で、上り下りに一苦労だ。

純和風の畳の個室にはテーブルと座布団、風流にも団扇が置いてある。エアコンはなく、「坊っちゃんの時代」からの涼を取る方法、窓を開け放して風を通した。ここでしばらく団扇が活躍するのだった。

坊っちゃん団子とお茶をいただき、欄干から中庭を眺めたり、同じ階にある「坊っちゃんの間」を見学したりしてゆるゆると過ごした。

道後温泉本館を出ると向かいにブルワリー直送の道後麦酒がいただける「道後麦酒館」がお待ちかねだ。

地ビールの種類は、漱石ビール(スタウト)・マドンナビール(アルト)・坊ちゃんビール(ケルシュ)・のぼさんビール(ヴァイツェン)。

軽やかでフルーティな坊っちゃんビールをオーダーし、クゥーッと喉に流し込む。いやはや五臓六腑に染み渡る美味しさだ。

住所:愛媛県松山市道後湯之町5-6
電話:089-921-5141
道後温泉本館 入浴料金・営業時間:http://www.dogo.or.jp/pc/time/

(小椚萌香)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください