マセラティ史上初のSUV「新型レヴァンテ」が世界初公開。日本デビューは初秋！

音だけでそれと分かるスポーツカーというものが世の中にはある。心揺さぶるサウンドを奏でるマセラティも、そのひとつだ。

その歴史は古く、1914年の設立から既に100年以上の時を刻んでいる。そして、2016年3月。マセラティ史上初のSUV「新型レヴァンテ」がいよいよワールドプレミアされた。

まずは、Youtubeのマセラティ公式チャンネルに公開されている新型レヴァンテのPVをご紹介しよう。鳥肌とともに高揚感をもたらすサウンドは、スポーツカーのそれと変わらない。

新型レヴァンテの妖艶かつ美しいスタイリング、伝統のクラフトマンシップ、そしてスポーツカーのDNAを色濃く受け継いだパフォーマンスは、我々の期待を裏切ることはないはずだ。百花繚乱のプレミアムSUV市場の中にあっても、そのラグジュアリーでスポーティな個性はキラリと光る。

また、オプション装備としてエルメネジルド・ゼニア製のシルクが設定されるなど、エクスクルーシブな世界観の演出にも余念がない。

搭載エンジンは、3.0リッターV6ツインターボがチューニング違いで2機種（350psと430ps）と、3.0リッターV6ディーゼルターボ（275ps）が用意される模様。トランスミッションはアイドリングストップ付きの8速AT、駆動方式はすべてAWDシステムが採用されている。

430psを放つ「レヴァンテ S」では、0-100km/h加速で5.2秒のタイムを叩きだし、最高速度は264km/hに達するという。

前後の重量バランスは理想的な50：50を実現。さらに重心位置をプレミアムSUVカテゴリーでもっとも低くするなど、SUVらしからぬスポーティな走りも楽しめることだろう。

車高は5段階で調整可能。これはオンロードから悪路まで快適に走るためだが、その中に乗り降りに配慮したモードが用意されるあたりは、いかにもラグジュアリーSUVらしい。

もちろん、自動スタート＆ストップ機能を備えたアダプティブ・クルーズコントロールや前方衝突警告機能、車線逸脱警告機能といった安全装備も充実している。欧州ではこの春から販売スタート。日本へは夏の暑さが残る初秋にやってくる予定だ。

（zlatan）

写真：マセラティ・ジャパン