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夕日を眺めながら温泉に浸かる贅沢を味わう 無雙庵枇杷を訪ねて

IGNITE / 2016年3月14日 10時0分

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海に囲まれ中央に天城山を有する伊豆半島。海沿いにも山間にも温泉があり、海の幸・山の幸ともに豊富である。東伊豆では神々しい朝日が昇るのを目の当たりにでき、西伊豆では沈み行く夕日に癒しを感じさせられる。

今回は西伊豆、海に沈む夕日を見ながら部屋付きの露天風呂を愉しめる土肥温泉「無雙庵枇杷」を紹介しよう。

無雙庵枇杷は2階建てのメゾネットタイプが3棟、平屋タイプが5棟の離れで構成されている。小ぢんまりとした宿だが、すべての部屋に温泉掛け流しの露天風呂が付いており、さらに貸し切りの露天風呂が二つ用意されている。立地は土肥温泉でも海際ではなく小高い山の中腹にあるため、各部屋から駿河湾が見下ろせるという絶景の宿である。

宿泊した部屋は平屋の離れ「蕪(かぶら)」の間。部屋に上がると囲炉裏のある8畳の和室と広縁、その先のテラスに露天風呂が設えてあり、その先に駿河湾が広がっている。

寝室はツインのベッドルームとなっているので、部屋に通されると特段の用事を頼むことがなければスタッフとの接点は母屋のみになるので気兼ねなくのんびりと寛ぐことができる。

まずは宿自慢のこの露天風呂を愉しむこととしよう。駿河湾を臨みながら自家源泉掛け流しの贅沢を味わい旅の疲れが癒される。ゆらりと温泉に浸かった後はテラスのデッキチェアで海からの風にあたるのもいい。太陽が赤く空を染めていくのを見ながら冷えたビールやワインを飲んでまったりと過ごそう。

夕食の時間が近づき、作務衣のまま母屋へ向かうとスタッフがにこやかに専用の個室に案内してくれる。囲炉裏端での食事処であるが、掘り炬燵式なので座って窮屈を感じることはない。食事処の個室の窓からも海を見ることができる。

食事は和風の創作懐石料理が若いスタッフの説明と共に配膳される。初々しいスタッフの一生懸命さと緊張がこちらにも伝染してきて少々気を遣うことになるが、食前酒とオーダーしたアルコールのお陰ですぐに和んでくる。

翌朝は裏山を散策してみた。宿の敷地である小山は6,000坪もあり、季節ごとに山の幸の収穫が楽しめる。春は筍、夏は枇杷、冬は椎茸狩りや蜜柑狩りができるそうだ。

ちょうど枇杷のなる季節だったので籠と鋏を借りて「お背戸のお山」を散策するとすぐに枇杷が実った樹があちらこちらに見えてきた。籠いっぱいに収穫した枇杷は持ち帰って枇杷酒にしていただいた。宿泊時も帰宅後も大自然の景色や恵みを存分に愉しめる宿であった。

住所:静岡県伊豆市土肥 259-1

電話:0558-97-3123

無雙庵枇杷サイト:http://www.izu-biwa.jp/

(小椚 萌香)

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