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神々が息づく悠久の大自然に佇む「里創人 熊野倶楽部」

IGNITE / 2016年4月27日 8時0分

写真

海辺の熊野街道から山の方へ車を進めていくと山間に佇む「里創人(リゾート)熊野倶楽部」が現れる。駐車場に車を停めるとチェックインのための宿帳場まではマイクロバスでの移動とのこと。宿泊棟、温浴施設、食事処、料亭、体験工房などが点々と建っている広大な敷地は東京ドーム3つ分もあるという。

宿泊棟はコテージタイプの離れ。玄関に入ると夜道を歩く際の提灯と園内の花を自ら採って飾るための鋏と一輪挿しがある。里山を愉しむためのちょっとした道具があるのが嬉しい。和室の畳みの井草の香りと洋室の無垢の床の香りが漂ってくるようなきれいに整えられた設え。バルコニーに出ると点在する離れがポツリポツリと見える。熊野の山並みが見えるこの場所でビールを飲みながらしばらくのんびりと景色を眺めていたい。

日暮れ前に散策を兼ねて大浴場へ向かうと途中に小屋がぽつんと建っている。覗くと昔懐かしいけん玉や独楽が置いてある。思わず手に取って木の温もりを確かめてみたくなる。

緩やかな坂道をさらに下っていくとマイクロバスが通るので舗装された道路が通っているが周りは手入れされた里山の風景。可憐な野の花が咲いていて、小さなころ夏休みになると母方の田舎に行った頃の記憶がふとよぎる。

大浴場「湯浴みぼっこ」の内湯は新湯の口温泉からの温泉を引いている。露天風呂は沸かし湯であるが、蜜柑の湯や杉の湯など、季節ごとの変わり湯が楽しめる。筆者が宿泊した日の変わり湯はしょうぶ湯。シャキっとした香りを嗅ぐとすっきりとした気分になり爽快だ。

湯上りには冷えた牛乳がお待ちかね。部屋にある引き換え札を持っていくとフロントで瓶入り牛乳と交換してくれるので大浴場へ出向く際は忘れずに。

夕食は定評のある料亭「穀雨」に出向く。履物を預けて館内に上がる、そのエントランスに熊野の地酒がずらりと並んでいる。席は掘り炬燵式の半個室。創作会席料理の美味しいことといったら、シェフの料理の腕に加えて地元食材である熊野灘の魚介、熊野の里山の野菜、美熊野牛の素材の良さ、双方の共演が見事である。

食事が済んで料亭を出ると里山は黄昏に沈んでいた。虫の声を聴きながらポツポツと灯った照明灯を頼りに部屋までそぞろ歩く。忘れてしまっていた何かが胸の奥に降りてきたような遠い昔の感覚が蘇るようで懐かしい。里山と温泉を堪能する旅を到着から出発まで十分に愉しめる宿であった。

「里創人 熊野倶楽部」はトリップアドバイザー2015年 CERTIFICATE OF EXELENCE の認証を受けたのも頷ける。

なお、未就学児・幼児のお子様の宿泊は遠慮いただいているそうなのでご留意を。

住所:三重県熊野市久生屋町1430
電話:0597-88-2045
里創人 熊野倶楽部サイト:http://www.oyadonet.com/kumanoclub/

(小椚 萌香)

【参考】

里創人熊野倶楽部 – 高級旅館・高級ホテルの予約ならrelux(リラックス)

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