メルセデスの最新オープンで、ラグジュアリーな夏のナイトドライブを

磐石の新世代SUVラインナップを構築しているメルセデス・ベンツが、今度はオープンモデル3台を一挙に発表した。

今回お披露目されたのは、改名したライトウェイトスポーツ「SLC」、フェイスリフトを受けた最上級ロードスター「SL」、そして44年ぶりに復活した「Sクラス カブリオレ」の3モデル。快適かつラグジュアリーな空間に身をゆだねながら、夏のナイトドライブを楽しみたいものだ。

■改名したライトウェイトスポーツ「SLC」
「SLK」改め「新型SLC」として登場したライトウェイトスポーツは、日本の道路環境にもジャストフィットする入門モデル。今回はダイヤモンドパターンを採用したフロントグリルをはじめ、リアバンパーやテールライトなどのデザインを刷新している。

狙い目グレードは、ずばり「SLC 200 Sports」。2.0リッター直4・直噴ターボと9速ATの組み合わせによって、エントリーの「SLC180」を大きく凌ぐ最高出力184ps/最大トルク300Nmのパワーと、ほぼ変わらない14.2km/Lの燃費を両立している。また、ダイナミックセレクトに加え、男心をくすぐる「スポーツサウンドエグゾーストシステム」も標準装備する。

■グレードおよび価格
SLC 180＝530万円
SLC 180 Sports＝590万円
SLC 200 Sports＝685万円
メルセデスAMG SLC 43＝970万円

■フェイスリフトを受けた最上級ロードスター「SL」
「新型SL」は、メルセデスAMG GT譲りのダイナミックなフロントフェイスや9速ATの初採用、新しい3.0リッターV6・直噴ツインターボなどがトピックとなる。

中でも注目は、その新エンジンを搭載するエントリーの「SL400」。最高出力367ps/最大トルク500Nmという強烈なパワーを発生する一方、JC08モード燃費は11.6km/Lをマーク。標準装備のダイナミックセレクトは、「Comfort」「Sport」「Sport＋」に加え、コーナリング性能を高める「Curve」もあり、優雅な走りからスポーツドライビングまで1台でさまざまな走りを楽しめる。

■グレードおよび価格
SL 400＝1,265万円
SL 550＝1,698万円
メルセデスAMG SL 63＝2,277万円
メルセデスAMG SL 65＝3,383万円

■44年ぶりに復活した「Sクラス カブリオレ」
昨年のフランクフルトモーターショーで発表された「新型Sクラス カブリオレ」は、1961年～1971年に販売された「W111」以来、44年ぶりに復活したラグジュアリー4シーターオープンだ。