伝統が生き続けるニッカウヰスキー余市蒸留所を訪ねて
IGNITE / 2016年12月25日 7時0分
![伝統が生き続けるニッカウヰスキー余市蒸留所を訪ねて](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/ignite/ignite_87536_0-small.jpg)
札幌から函館本線に乗り、小樽で乗り換えて約1時間。余市は海と川に面する水の豊かな街だ。
駅からは徒歩で数分、余市蒸留所の石造りの門が出迎えてくれる。
NHKの朝ドラですっかり有名になったニッカウヰスキーだが、もともと海外のファンも多い。
海外の賞を多く獲っている事も理由のひとつではあるが、それ以上に本場であるスコットランドでも失われた、手間のかかる伝統を未だに守り続けているからだ。
そんな余市の蒸留所では、無料の見学ツアーを行っているのでぜひ参加してみよう。
ガイド付きのツアーと、フリーのツアーから選べるようになっている。(年末年始などツアーが休みの場合もあるので注意)
蒸溜棟に入ると、出迎えてくれるのが大きな銅製の蒸留器(ポットスチル)。
北海道という土地が提供してくれた石炭を今でも使い、なんと15分おきに火を確認し、くべている。
熱くて危険な重労働ではあるが、これこそニッカウヰスキーの味と香りを生み出す重要な工程であり、職人技だ。
世界中のウイスキー蒸留所を見ても、今ではこんな面倒な事はほとんど行われていない。こだわりと情熱が、伝統を守り続けている。
ドラマでも使われた、独特な建造物も素晴らしい。
石を使った重厚な造りに赤い屋根。北海道の気候と、ウイスキーに合わせた造りだ。
マッサンこと竹鶴政孝と妻のリタが暮らしていた家も、この敷地内に保管されており、一部見学が可能になっている。
博物館は、貴重なウイスキーと竹鶴の遺品などを展示していた。彼のウイスキーに対する情熱をのぞくチャンスだ。
見学ツアーの最後には試飲が待っている。外の美しい自然を眺めながら、ガイドに教えてもらった飲み方で飲んでみよう。
世界中の人々を魅了する味と香りを、現地で飲むほど贅沢なことはない。
(田原昌)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
パーク ハイアット ニセコ HANAZONO|北海道でウイスキーを満喫「ニッカウヰスキー ペアリングプラン」
IGNITE / 2024年6月23日 0時2分
-
【パーク ハイアット ニセコ HANAZONO】「ニッカウヰスキー ペアリングプラン発売」~夏の北海道、ウイスキーをめぐる冒険の旅に出かけよう
PR TIMES / 2024年6月20日 10時33分
-
ニッカウヰスキー創業90周年 世界目指し設備投資加速、歴史体現する記念商品も
食品新聞 / 2024年6月14日 11時37分
-
創業90周年のニッカウヰスキー、プレミアムウイスキーでグローバルトップ10を目指す
マイナビニュース / 2024年6月6日 15時36分
-
ニッカウヰスキー 創業90周年、新コミュニケーション・コンセプト“生きるを愉しむウイスキー”策定
PR TIMES / 2024年6月5日 17時45分
ランキング
-
1すき家、7月から“大人気商品”の復活が話題に 「この時期が来たか」「年中食いたい」
Sirabee / 2024年6月29日 4時0分
-
2若々しい人・老け込む人「休日の過ごし方」の違い 不安定な社会、「休養」が注目される納得理由
東洋経済オンライン / 2024年6月30日 9時0分
-
3忙しい現代人が“おにぎり”で野菜不足を解消する方法。野菜たっぷりおにぎりレシピ3選
日刊SPA! / 2024年6月30日 15時53分
-
41年切った「大阪・関西万博」現地で感じた温度差 街中では賛否両論の声、産業界の受け止め方
東洋経済オンライン / 2024年6月30日 14時0分
-
5水分補給は昼コーヒー、夜ビール… 「熱中症になりやすい人」の特徴と対策
ananweb / 2024年6月29日 20時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)