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「アウトランダーPHEV」、マジメな改良でさらに実力アップ

IGNITE / 2017年2月13日 19時0分

「アウトランダーPHEV」、マジメな改良でさらに実力アップ

燃費データ不正問題によってブランドイメージが失墜し、今や日産の傘下に収まっている三菱自動車。地に落ちたブランドを復権させるには長く険しい道のりが続くものの、救いなのは素質のあるプロダクトをいくつか持っていることだろう。

そのひとつが、2月9日に一部改良を受けたプラグインハイブリッドSUV「アウトランダーPHEV」だ。

2012年末にデビューしたアウトランダーPHEVは、エンジンとモーターの協調制御により、シーンに合わせたインテリジェントな走りを楽しめるSUV。

上質な乗り味や優れた静粛性、積載力の高さはもちろん、19.2km/Lというハイブリッド燃費やツインモーター4WDによる旋回性能など、その実力は高く評価されている。

また、クルマに貯めた電力をアウトドアや自宅で使ったり、災害時の非常用電源として活用したり、PHEVによるライフスタイルの広がりには大きな可能性を感じた。

今回の改良では「バッテリーセーブモード」や「バッテリーチャージモード」に加え、可能な限りエンジン始動を抑える「EVプライオリティモード」を新たに設定したほか、急速充電にかかる時間もこれまでの約30分から約25分に短縮している。

また、電動パーキングブレーキやカメラとレーザーレーダーを併用して性能アップを果たした衝突被害軽減ブレーキの採用、加速時のエンジンとモーターの制御を最適化、ショックアブソーバーのバルブ構造見直しと減衰力の最適化によって操縦安定性と接地性を向上させたりと、細やかな改良を積み重ねている。

さらに、より豪華な内外装やビルシュタイン製の高性能ショックアブソーバーを採用した最上級グレード「S Edition」も設定した。

罪を憎んで人を憎まずではないが、クルマには罪がない。アウトランダーPHEVは、今でも十二分な実力を持っている秀逸な一台であり、今後も地道に育てていってほしいクルマだ。

■グレードおよび価格
M=365万9,472円
G Safety Package=397万3,860円
G Navi Package=432万4,860円
G Premium Package=468万1,260円
S Edition=478万9,260円

(zlatan)

画像元:三菱自動車

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