7番目のメルセデスSUV、「新型GLCクーペ」がデビュー

メルセデス・ベンツが国内ブランド最多となる7番目のSUV、「新型GLCクーペ」を発売した。

これでメルセデスのSUV王国は、エントリーのGLAからGLC／GLCクーペ、GLE／GLEクーペ、GLS、孤高のGクラスまで、磐石のラインナップが完成したことになる。

新型GLCクーペは、その名が表すとおり、CクラスのSUVたる「GLC」を「クーペ」ライクなフォルムで装い、存在感のあるスタイリッシュ・ラグジュアリーを表現したモデル。

リアシートの快適性やユーティリティを考えたら素直に「GLC」を選べばいいのだが、それに飽きたらず、街中での佇まいや造形としての美しさまでを求める贅沢な一台として仕上げられている。

デザイン最大のポイントは、“ドロッピングライン”とメルセデスが呼ぶサイドからリアエンドへと流れるエモーショナルなライン。走りさる後ろ姿は、背の高いSUVながらもクーペのような妖艶さを醸しだしている。

インテリアの仕立ても「SUV」という言葉から連想するラフさは微塵もなく、スポーティかつ上質な移動空間に包まれる。8.4インチディスプレイを備えたCOMANDシステムには、コントローラーに加えタッチパッドも採用して、オーナーの優雅な所作をサポートする。

ラゲッジルームは通常時で500L、後席を倒せば最大1400Lまで広がり、ワンタッチの自動開閉テールゲートも標準装備されるので、見た目から想像するよりも広くて使い勝手も悪くない。

ラインナップも豊富だ。唯一のFFモデルとなる「GLC 200 クーペ」は2.0L直噴ガソリンターボ（184ps/300Nm）、「GLC 250 4MATIC クーペ」は同エンジンの高出力チューン（211ps/350Nm）、4WDモデルのエントリー「GLC 220d 4MATIC クーペ」は2.2L直噴ディーゼルターボ（170ps/400Nm）をそれぞれ搭載し、すべてに9速ATが組み合わされる。

また、プラグインハイブリッドの「GLC 350 e 4MATIC クーペ」や、メルセデスAMGのテクノロジーが惜しみなく注ぎ込まれた「GLC 43 4MATIC クーペ」という刺激的なモデルも用意される。

■主なグレードおよび価格
GLC 200 クーペ＝627万円
GLC 220 d 4MATIC クーペ スポーツ＝713万円
GLC 250 4MATIC クーペ スポーツ（本革仕様）＝799万円
GLC 350 e 4MATIC クーペ スポーツ＝903万円
メルセデスAMG GLC 43 4MATIC クーペ＝910万円

（zlatan）

画像元：メルセデス・ベンツ日本