鮮やかなブルーが海や都会で映える「Gクラス」の特別限定車

メルセデスの最高級クロスカントリービークル「Gクラス」には、硬派と少しばかりの軟派が共存しているように思える。

前者は軍用車をルーツとした堅牢なボディや圧倒的な走破性、後者はもはやファッション・アイコンと言えるお洒落なイメージだ。

5月10日に発売されたAMG設立50周年を記念した限定車は、AMGならではの高いパフォーマンスを備えるだけではなく、後者の魅力をさらに際立たせている。

G63をベース車とした「メルセデスAMG G63 50th アニバーサリーエディション」は、目立ち度バツグンの「designo モーリシャスブルー」をまとう限定50台の特別なGクラスだ。この色はもちろん、カタログには設定が無い。

さらにフェンダーや前後バンパー、ルーフ、ドアミラーカバー、サイドストリップライン、スペアタイヤカバーなどを“黒”で引き締め、足元に黒塗装の20インチ・AMGアルミホイールを履くことで、鮮やかなブルーとの力強いコントラストを生み出している。

贅を尽くした内装では、クールなブラックや人気のポーセレンに加え、サドルブラウンとモカブラウンが特別色として設定される。

ダイヤモンドステッチが施された革シートや内張りなどの仕立ても上質感たっぷり。女性にとっては乗り降りが少し大変かもしれないが、乗ってしまえば天国だろう。

心臓部に載るエンジンはさすがにタフだ。5.5リッターV8＋直噴ツインターボにより、571ps/760Nmを発生し、2.5トンものボディをぐいぐいと加速させる。

価格は2,220万円。ステアリング位置は左のみ。限定50台は内装色ごとに振り分けられていて、ブラックが15台、ポーセレンが24台、サドルブラウンが5台、モカブラウンが6台となる。

（zlatan）

画像元：メルセデス・ベンツ日本