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間もなく開催されるF1モナコグランプリ!これから熱くなるモナコ公国を訪ねて

IGNITE / 2017年5月22日 23時0分

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南フランスの、ほぼイタリアに近い場所に位置する小さな国「モナコ公国」。世界で2番目に小さい国と言われているが、れっきとした国連加盟国だ。

前大公のレーニエ3世がハリウッド女優のグレース・ケリーと結婚したことで、一気にその名が世界中に知られた国でもある。

フランス国鉄が走っているが、バスの方が降車場が便利なのでニースから訪ねる事にした。

窓からの眺めを楽しみながら、海沿いを走ること約1時間。大公宮殿の側で下車する。ここから坂道を上がって宮殿に向かった。

大公の公務がある時は入れないが、通常は宮殿内が公開されている。日本語のイヤホンガイドも無料で貸してくれるので、聞きながら内部を見学しよう。

即位の時に使われる部屋、実際にグレース公妃が使っていた部屋など、実に豪華絢爛。美しい床の装飾にも目を奪われた。

グレース公妃は今でもモナコの人々の心にある。

彼女が結婚式を挙げ、安らかに眠る「Saint Nicholas Cathédrale de Monaco(ニコラス大聖堂)」を訪ねた。宮殿とは違い、飾り気のない、厳かで穏やかな気持ちになれる大聖堂だった。

彼女の墓は歴代大公と共に並び、今でも献花は絶えず、夫のレーニエ3世も隣で眠っている。

さて、モナコと言えばF1とカジノだ。最も有名なのがモンテカルロにある「Casino de Monte-Carlo(カジノ・ド・モンテカルロ)」であり、豪華な外観が美しい。

また、このカジノの隣に立つ「Hôtel de Paris(オテル・ド・パリ)」は最高級のホテルで、F1の時期は通常の何倍もの値段になっても満室になってしまう程の人気ぶり。なにせ、このホテル前をF1カーが走り抜けていくビューポイントだからだ。

第75回となる、2017年のモナコグランプリは5月25日から28日。あちこちでスタンド設置などの準備が進められていた。

座席の値段は65€から600€。ホテルから眺めるのもよし、スタンドで熱気に包まれるのもよし。今週末のモナコから目が離せなさそうだ。

(田原昌)

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