江戸時代の街並みを色濃く残す南会津「大内宿」
IGNITE / 2017年6月9日 10時0分
福島県南部の山間に茅葺屋根の民家が立ち並ぶ「大内宿」は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
江戸時代、会津西街道沿いの宿場町として栄えた「大内宿」。伊達政宗や豊臣秀吉が通行した記録もあるという。
年間100万人を超える観光客が訪れるようになった今では殆どが土産店や飲食店を商う家になり、住民は暮らしながらの商いを自然体で行っているように見受けられる。
住民は「売らない・貸さない・壊さない」の原則を守り景観の保存、伝統的な屋根葺きの技術習得等の継承に取り組んでいる。
広い有料駐車場が整備されているので車を停めて散策しよう。
歩き出してすぐに住民の努力によって維持されている美しい街並みが現れる。
両側に茅葺屋根の商店が並び、開放的な店先についあっちに行ったりこっちに来たりとなかなか歩が進まない。
店先に流れる小川でラムネとお茶が冷やされているのがどこか懐かしく感じられる。
「ねぎそば」は添えられた1本のネギを箸の代わりにしていただく大内宿名物のそば。
大内宿の端まで行くと見晴台に上る階段があるのでこちらはぜひ上っていただきたい。
江戸時代の宿駅制度に基づいてつくられた宿場の形態が良く残る街並みが一望。
大内宿には現在も民宿がある。
「民宿 伊勢屋」は茅葺屋根の家庭的な民宿。蕎麦きりたんぽ鍋、まいたけ味噌焼き、囲炉裏で焼く岩魚などの郷土料理が振舞われる。
「本家 扇屋」は蔵の民宿。本家扇屋の自慢は、真心のこもった手作りの宿場料理。素材の多くが地元特産で、豊かな自然の山菜や川魚などがいただける。
大内宿のほぼ中央に位置する「山形屋」は、縁側や板戸などを「修復」により蘇らせた貴重な建造物の宿。自然の恵みを生かした季節感たっぷりの料理が魅力。
宿場に宿をとり、観光客で賑わう前の江戸情緒漂う街並みを散策してみるのも一興。
2月に開催される大内宿雪まつり、7月初旬に開催される半夏まつり、9月には防災訓練一斉放水などの行事があるので季節ごとに訪れるのもいいものだ。
(小椚萌香)
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