スーパースマートフォンは iPhoneキラーとなるか?【インターネットコム】

インフォシーク / 2012年3月2日 11時21分

Nokia 808 Pureview

iPhoneと競合するスマートフォンは、どれも素晴らしいものだ。美しい画面、驚くべき性能のカメラ、パワフルなプロセッサ、先進的なユーザーインターフェイス。スペックだけ見れば、iPhoneを上回るものはたくさんある。にもかかわらず、これらのスマートフォンは iPhoneを倒すことができないでいる。

Appleは2011年の第4四半期、iPhone単体でMicrosoftの全製品を上回る売り上げをあげた。

iPhoneを止めるものはいないのだろうか。

いまのところはちょっと見当たらない。だが、今年はこれからとんでもない機能を搭載した「スーパースマートフォン」が続々登場してくる。

今日は、iPhoneを倒せるかもしれない、とんでもない性能を持ったスーパースマートフォンを紹介したい。

スーパースマートフォン No.1:Nokia 808 PureView
とんでも機能:4,100万画素カメラ

400万画素のミスタイプではない。Nokiaの「808 PureView」は、4,100万画素のカメラを搭載したSymbianベースのスマートフォンだ。この画素数は、プロの写真家も利用するCanonの「EOS 5D Mark II」のおよそ2倍。iPhone4Sのおよそ5倍だ。

Nokiaはオーバーサンプリング技術「PureView」を活用することで、高品質の画像撮影を可能にした。同技術では、7ピクセル分のデータを1ピクセルのイメージにまとめることで、ノイズの少ない画像を提供可能としている。これは特に、高感度撮影時には有効だ。

これを実現したのは、1/1.2インチという大型サイズのセンサーの採用だ。これは、一般的なスマートフォンのおよそ4倍のサイズ。808 PureViewでは、このサイズを活かして画質を損ねずにデジタルズーム行う機能も提供する。また、1,920×1,080のHD動画の撮影も可能だ。

携帯電話でも美しい写真を撮りたいと思う人にとっては、808 PureViewは魅力的な選択肢となるだろう。発売は5月に予定されており、価格は600ドル前後と見られている。もう少し待てるという人は、今後予定されているWindows Phone版を待つのもよいだろう。

スーパースマートフォン No.2:Samsung Galaxy Beam
とんでも機能: プロジェクター内蔵

Samsungの「Galaxy Beam」は、出先でプレゼンを行うことが多いビジネスマンにはうれしいモデルだ。通常は、Androidスマートフォンとして利用できる。だが、プレゼンをする必要がある場合には、この電話を取り出してPowerPointのプレゼンテーションを壁などに投影できるのだ。最大輝度は15ルーメン。50インチサイズのワイドスクリーン表示が可能だ

このスマートフォンが活躍をするのは、ビジネスの場面に限らない。大人数で写真やビデオを見るのにも利用できるだろう。

プレゼンをする機会の多い人にとって、Galaxy Beamは、iPhoneよりも良い選択肢となるかもしれない。

Galaxy Beamは、米国では今年の夏に発売予定だ。

スーパースマートフォン No.3: ASUS Padfone
とんでも機能: スマートフォンであり、タブレットであり、ノートPCでもある

スマートフォンのもつパワーは、すでにタブレットやノートPCと同じレベルに達している。

ASUSの「Padfone」は、Androidベースのスマートフォン。だが、プラグインすることで、iPadと同じ10.1インチサイズのタブレットとして利用可能になる。タブレットとして使う場合でも、エンジンとして使われるのはスマートフォンの部分なのだ。

Padfoneに搭載されているのは、最新版のAndroidOS「Ice Cream Sandwich」。画面サイズに応じてアプリの画面が拡大縮小するというこのOSの長所を活かした設計となっている。

さらにPadfoneには、フルサイズのキーボードを接続できる。こうすると、このスマートフォンはフル機能を持つノートPCにしか見えない。それでも、エンジンとなっているのは、スマートフォンの部分なのだ。

ガジェット好きのモバイルユーザーは、スマートフォンとタブレットとノートPCのすべてを保有している。だが、Padfoneを購入すれば、1台でこれらすべてをまかなうことができる。価格はまだ公表されていないが、おそらく、iPhoneとiPadとMacBook Airを全部買うよりは安いだろう。

スーパースマートフォン No.4:Lumigon T2
とんでも機能:ジェスチャーを利用したユニバーサルリモコン

デンマーク企業Lumingon は、「T2」と呼ばれるAndroidフォンの出荷を計画している。T2は、ユニバーサル リモート コントロールの機能を持っている。

既存のリモコンをT2に向けてボタンを押せば、T2はそのリモコンの機能を学習する。学習後は、T2を専用リモコン同様に利用し、テレビのチャンネルを変えたり、エアコンのスイッチを入れたりできるようになる。

T2は、Wiiのリモコンと同じようにジェスチャーに対応している。例えば、テレビを見ているときにT2を持ち上げれば、テレビの音量を上げることができるし、CDを聞いているときにT2を右に動かせば、次の曲に移動できる。

T2は北欧諸国で今年の末に出荷され、その後世界各国でも販売開始の予定。

これらのスマートフォンは、どれもiPhoneより優れた機能を持っている。それは、iPhoneの持つ機能を少しだけブラッシュアップした、といったレベルのものではない。これまでにはなかった発想での設計がされており、その機能を必要とする人にとっては必要不可欠なものとなるだろう。しかも、これらは今年iPhoneが対戦することになるであろう多くの競合製品のほんのでしかないのだ。

例えば、LG はメガネが不要の3D対応スマートフォン「Optimus 3D Max」の出荷を計画している。LG はまた、史上最速のスマートフォンを謳う「Optimus 4X HD」も公表している。

もし、スマートフォン PCというアイディアを面白いと思うなら、Ubuntu forAndroidも良い選択肢かもしれない。これは、普段はAndroidスマートフォンとして利用できるが、ドックに接続するとUbuntuデスクトップとして利用できるというものだ。

スマートフォンの世界には、このようなとんでもないスーパースマートフォンがこれからも続々と登場する。

iPhoneは、一般的な多くの利用者をターゲットにしたメインストリームの製品だ。これに対してスーパースマートフォンは、今のところは特定の分野に特化した、ニッチなマーケットを狙った製品のように見える。だが、まとまればスーパースマートフォンは iPhone単体では競合できないほどの勢力となるだろう。また、スーパースマートフォンに見られるとんでもない発想は、新たなイノベーションを生み出すきっかけとなるかもしれない。

iPhoneが勝者となるか敗者となるかはわからない。だが、利用者が勝者となることだけは明白だ。

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