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知らぬ間に作っている、ジブン語に注意。

インフォシーク / 2012年7月18日 14時0分

イラストキャプション:ん?お皿なじみ??

思い込みというのは怖いものだ。

以前友人にメールを送った時、とても恥ずかしい事実が発覚した。

筆者は30歳を過ぎる頃まで、幼馴染みのことを「おさらなじみ」だと思い込んでいたのだ。

「おさな」ではなく「おさら」である。メールの文面で間違いを指摘されたとき、本当に驚いた。

幼馴染みという言葉はそれほど頻繁に使うものではないし、小さい頃から「おさら」が染み付いていたので、これまでの人生で疑う余地もなかったのだ。

このように、言葉の意味や発音を間違って思い込んでしまうことがたまにある。

自分だけが正しいと思っている、ジブン語。

自分で間違いに気がつくことが難しいため、なかなかに厄介である。

思い当たる節が、他にもいくつかある。

つい最近まで「バーニャカウダ」のことを「バーニャカウダー」だと思っていた。「ダー」と語尾を伸ばしていたのである。

これも普通に文章で使ってしまい、恥ずかしい思いをした。

また、子供の頃にあったことを思い出した。

中学生になって間もない頃だったと思う。

友達と一緒にフリーマーケットに出店したときのこと。

釣り銭用のお金を用意してなかった私は、「ゴクリキ、お釣りは出さないようにしような!」と言い放ってしまった。

「は!?もしかしてキョクリョク?」と言われたときにはもう遅い。

調子に乗って、覚えたての言葉を使ったのが悪かった。

引きつった笑顔を作り、笑ってごまかすしかなかった。

これらは特異な例であるが、
ふいんき×→ふんいき○
シュミレーション×→シミュレーション○
バトミントン×→バドミントン○
手持ちぶたさ×→手持ちぶさた○

など、間違って使われやすい言葉も多く、注意が必要だ。

だがなんと、本来と違う読み方が定着してしまった言葉もあるという。

「音位転換」といって、ひとつの単語の中で音が入れ替わったものである。

代表的なものだと、山茶花(さざんか)。

これは元々「さんざか」という読み方だったらしい。

確かに、山(さん)・茶(ざ)・花(か)と考えた方が自然である。

他にも例えば、
新しい(あたらしい)は「あらたしい」が、
秋葉原(あきはばら)は「あきばはら」が、
舌鼓(したづつみ)は「したつづみ」が、
音位転換してできた読み方だそうだ。

発音のしやすさや、言葉の意味の関係で起こると言われ、原因不明のものもあるようだ。

いずれにしても、個人的な間違いが定着することはないだろう。

今後自分だけの思い込みが発覚するきっかけが、なるべく恥ずかしくない場面であることを祈ることにする。

石井 良
Ryo Ishii 1980年・東京都生まれ。コピーライター。制作プロダクションを経て独立し、良案工房を設立。広告・冊子・WEBなどのコピーや記事を書いている。真心を込めた文章で、多くの人の課題解決や夢実現の力になれるよう日々奮闘中。ロックバンドのドラマーでもあり作詞も手掛ける。憧れの甲本ヒロトに自分の書いた歌詞を歌ってもらうことが夢。MAIL:ishii@ryoankoubou.com

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