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長過ぎて覚えられないけど、忘れられない名前たち。

インフォシーク / 2012年7月25日 17時0分

長過ぎる名前は書くのも大変。

「国民の生活が第一」という新党が話題になった。

その活動はもちろんのこと、注目を集めたのは政党の名前。

宇多田ヒカルもツッコミを入れたほどである。

この名前について感じることは人それぞれだと思うが、ぱっと見て単純に思ったことは、長い。

組織名とか商品名というものは、短くて語呂がよく、覚えやすいものがいいのだと思う。

だが、反対に長くても人の興味を惹くものだ。

長い名前。気になっていろいろ見ていると、世の中にはびっくりするほど長い名前がある。

たとえば、曲名。

そういえば20年くらい前に長い曲名が流行ったことがあった。

「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」B'z
「別れましょう私から消えましょうあなたから」大黒摩季
など、当時とても新鮮に感じた覚えがある。

また、
「あの娘ぼくがロングシュートを決めたらどんな顔するだろう」岡村靖幸
なんて素敵な曲名もある。

パッと思いついたのはそんなところで、これらも十分に長いのだが、比較にならないほどの長い曲名があるのをご存知だろうか。

それがこれ。

「それでも暮らしは続くから全てを今忘れてしまう為には全てを今知っている事が条件で僕にはとても無理だから一つづつ忘れて行く為に愛する人達と手を取り分けあってせめて思い出さないように暮らしを続けて行くのです」

これ、曲名である。

演奏しているのは、あのBEGIN。

しかもあの名曲「島人ぬ宝」のカップリングとして収録されている。

文字数をカウントしてみるとちょうど100文字。

言っていることも深過ぎるほどに深く、強烈なタイトルである。

ぜひカップリングではなく、シングルにして欲しかった。
(その場合、テレビで紹介されるときとかどうするんだろう!?)

ちなみに、これはWikipediaの「長大語」というページにも載っているのだが、このページ、ありえないほどに長い名前がいろいろ載っていて面白い。

たとえば、イギリスの少年が改名して手に入れたという自分の名前。

「キャプテン・ファンタスティック・ファースター・ザン・スーパーマン・スパイダーマン・バットマン・ウルヴァリン・ハルク・アンド・ザ・フラッシュ・コンバインド」

・・・なんてファンキーなんだろう!

中盤からのヒーロー達のたたみかけが、心地いいくらいにキマっている。

長いのに語呂がいい。笑えるのにカッコイイ。

彼が名前負けしないかどうか、それだけが心配だ。

他にも、ニュージーランドにある世界一長いという地名

「タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフ」

・・・もし住んだら、色々面倒くさそうだ。

絶対に覚えられる気がしない。

そして、何回読んでもスムーズに読む事ができない。

中学校で地理の筆記テストに入れたら、珍回答が続出しそうだ。

このように、長くて興味深い名前は世界中のあらゆる所に存在する。

でも、自分だったらちょっと付ける勇気がないものばかりだ。

石井 良
Ryo Ishii 1980年・東京都生まれ。コピーライター。制作プロダクションを経て独立し、良案工房を設立。広告・冊子・WEBなどのコピーや記事を書いている。真心を込めた文章で、多くの人の課題解決や夢実現の力になれるよう日々奮闘中。ロックバンドのドラマーでもあり作詞も手掛ける。憧れの甲本ヒロトに自分の書いた歌詞を歌ってもらうことが夢。MAIL:ishii@ryoankoubou.com

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