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仮面ライダーの第一話で、一番最初に撮影されたと言われるシーン。の話。

インフォシーク / 2012年7月31日 17時0分

突然仮面ライダーにされて、びっくりしている若き日の藤岡弘、さん。

仮面ライダーの第一話を見た。フォーゼではない。仮面ライダー1号である。藤岡弘、である。

仮面ライダーの第一話は1971年に放映されているのだが、これがなんだかとても心地よいものだった。

まず、オープニング。藤岡弘がバイクで走っている。ここで早くも大発見なのだが、藤岡弘はヘルメットをかぶると、石原良純そっくりである。

と、開始1分、いきなり敵が現れる。は、早っ! 危ない、藤岡弘!

2分15秒、敵に捕まる藤岡弘! 大丈夫か、藤岡弘!

2分50秒、改造人間にされた藤岡弘! えぇっ?!

も、もう改造人間にされちゃったの?! 早くないか?!

そうなのである。その後40年愛され続けるヒーローの第一歩は、インスタントラーメン並のスピードで完成するのである。

この「余計な説明はしません!」という男らしさ。心地よい。「全国の皆さん、これが仮面ライダーです! クレームは受け付けません!」と言い切るワガママさ。わかりやすい。とても潔いのである。

少し調べてみると、第一話の、一番最初に撮影されたシーンというのは、蜘蛛男との格闘シーンらしい。

その仮面ライダーの記念すべきワンシーンを、あえてそこだけ抜き出して見てみると、なんと怪人・蜘蛛男は、蜘蛛男という名前でありながら蜘蛛らしい戦い方をほぼしないのである。

仮面ライダーと共に、取っ組み合い、投げ合い、殴りあっている。

清々しい! なんて清々しいのだ。

格闘のラストは、さすがに仮面ライダーによるキックではあったが、ライダーキックなんて名前も無ければ、象徴的なあの型「横っ跳び一本足」キックでもなかった。

跳躍して、落下しながら両足をぶつけているのである。ちょっと頼りない感じである。たぶん、細かい型はこれから決まっていくのだろう。

しかし。私はこの格闘シーンに感動したのである。

無骨で、わかりやすく、一所懸命で、そして何より「これから俺たちの手で、新たな歴史を作るぞ!」と信じて疑わない作り手の情熱が伝わってくるのだ。

なぜこんな話を書いたのか。9月2日から、新しい仮面ライダーが放映される。「仮面ライダーウィザード」だ。魔法を使うとのことである。

昨今の仮面ライダーシリーズは、玩具のことを考えながらの企画だ! と揶揄されることも多い。真偽のほどはわからないが、見る者としては、仮面ライダー1号の第一話のあの蜘蛛男を撮影したときの挑戦心、無骨でも「このヒーローで日本中を熱くしてやる!」という思いがビシビシと伝わってくる画面。

あれが見たいと思う。

親としても、新しい武器が画面に出てくる度に、「ん~、あの玩具はトイザらスでいくらなのだ…」と心配するのは、大変心地よくない。

東映の皆さん、どうぞよろしくお願いします。

ガッケンター
1973年1月生まれ。芸術家。ライター。芸術活動のかたわら、仲間と協力してゆるゆる映画応援サイト「ガッケンターサイト」の運営や、映画監督や俳優もゲスト出演する「ガッケンターTV」(インターネット)の製作をしている。

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