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仮面ライダー映画のレビュー評価がやたらに高いのは、なぜか。

インフォシーク / 2012年8月7日 17時0分

仮面ライダーフォーゼvs. 旧キョーダイン。

感動のメカニズムには、どうも「一所懸命」が関係している。

オリンピックや高校野球を見て涙するのは、ブラウン管の向こうに一所懸命に勝とうとする選手の姿があるからである。負けた姿に感動するのも、そのまた向こうに一所懸命に練習した姿が見えてしまうからであろう。

ときどき、とっても不細工な男がスーパー美人を口説き落としてしまうことがあって、落とされた彼女に聞くと「一所懸命に口説かれたから、なんだか可哀そうになっちゃって…」なんてバカヤロウなものなのだが、結局キーワードは「一所懸命」なのである。

なぜこんなことを書いたのかと言うと、危うく感動で涙しそうになったのである。

映画の仮面ライダーフォーゼを観た。あと数カ月で40歳になるおっさんが、仮面ライダーごときでワイワイ言うのもどうかという話なのだが、さてはて、ではストーリーは…と聞かれると、てんで覚えていない。

覚えているのは、エロいヒロインのキスシーンと、主役が泣きながら変身する姿、弦太朗の命を救うために仲間たちが走れメロス状態になる姿である。

これだけだ。

結局、人間なんて浅はかな動物であって、一所懸命だからってだけであっさり感動してしまうのである。

映画「仮面ライダーフォーゼ みんなで宇宙キターッ!(同時上映「ゴーバスターズ)」は、ドカンバカンと必死でカッコいいバトル(これ、本当にカッコいいです。坂本監督はアクションシーンが素晴らしいと評判の監督なのです)と、みんなで闘って勝利する話である。

単純と言えば単純だ。しかしよくよく考えたら、スタローンだって、ブルースウィルスだって、他のハリウッド俳優だって、アクション映画というのはこんな感じではなかったろうか。

こうやって疑似体験して感動できるのだから、映画って素晴らしいのである。

今回の映画「仮面ライダーフォーゼ みんなで宇宙キターッ!」は、ネットのレビュー評価も、大体の映画サイトで「4.5」以上という驚異的な数字を叩き出している(8月5日現在)。感想もポジティブなものが多い。

確かに子供向けだが、たまには気分転換、童心に戻って、こういう映画もいいかもしれない。

あ、そうそう!

今回の映画には、往年のヒーロー「キョーダイン」も出ている。デザインもかなりカッコ良い!

まぁ…

ぶっちゃけ、キョーダインでなくてもいいじゃん!って役回りであるのだが…。

ガッケンター
1973年1月生まれ。芸術家。ライター。芸術活動のかたわら、仲間と協力してゆるゆる映画応援サイト「ガッケンターサイト」の運営や、映画監督や俳優もゲスト出演する「ガッケンターTV」(インターネット)の製作をしている。

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