世界進出を果たした日本語。
インフォシーク / 2012年8月22日 17時0分
8月もいよいよ後半に突入。夏休みもついに終わってしまった。
次の連休はいつだろうなんて、ついカレンダーをチェックしてしまう。
今年もよくニュースで流れていたが、お盆の時期になると必ず「帰省ラッシュ」という言葉を耳にする。
どれほど世の中が進化しても、車の渋滞を解消するのは難しいようだ。
これだけ帰省者が多いということは、「ただいま」と「おかえりなさい」という言葉が頻繁に口にされる時期だとも言える。
「おかえりなさい」「ただいま」
普段何気なく使っているが、人と人の繋がりを感じる温かい言葉である。
ところでこの言葉、日本語特有の表現で、厳密に同じ意味の英語はないらしい。
「いただきます」や「いってきます」など、日本語特有の表現は他にもあって「もったいない」など世界から注目を集めるものもある。
また「sushi(鮨)」「sake(酒)」「karaoke(カラオケ)」など、そのまま海外で使われる日本語も少なくない。
その中には少し意外なものもある。
例えば、「kaizen(改善)」
産業の分野では世界共通の言葉になっているそうだ。
日本の技術力の高さが感じられて、誇らしく感じる。
しかし一方で、「karoshi(過労死)」も世界に出ている日本語である。
これはショックが大きい。
この2語だけでも日本の社会が見えてくるようだ。
また「umami(うま味)」という言葉も、世界の共通語として認められているらしい。
うま味ってどんな味か、はっきり説明するのは難しいが、確かに和食でうま味を感じることが多いように思う。
さらに「hentai(変態)」も世界に進出している言葉らしい。
変態も日本特有の文化の一つということか!?
近年では「manga(漫画)」「otaku(オタク)」などが流行っているし、「(kawaii)かわいい」という言葉も注目を浴びている。
これからも新しい言葉が世界に出ていくだろう。
では、それはどんな言葉か?いくつか予想してみた。
まずは「ツンデレ」。
どうやら、早くも注目を浴び始めているようである。
ツンデレキャラはきっと世界中にいる。
絶妙な性格を一言で表すこのキャッチーな言葉は世界のハートを掴むのではないか。
次に「肉食」「草食」。
欧米には草食系男女は少なそうだから、これは難しいだろうか?
そもそも日本でも、あと何年持つかわからないが・・・。
「イタい」なんてのはどうだろう。
物理的な痛みではなく、行動や性格に対して使う「イタい」。
この絶妙な意味を表す言葉は、他の国にはないのではないか。
最後に「美魔女」はどうだろう。
年齢を感じさせない美しさを持つ女性。
海外にもたくさんいるが、一言で表現した言葉はなさそうだ。
もっと強烈な言葉がきっとあるはず。
10年後にはどんな日本語が、世界進出しているだろうか。
Ryo Ishii 1980年・東京都生まれ。コピーライター。制作プロダクションを経て独立し、良案工房を設立。広告・冊子・WEBなどのコピーや記事を書いている。真心を込めた文章で、多くの人の課題解決や夢実現の力になれるよう日々奮闘中。ロックバンドのドラマーでもあり作詞も手掛ける。憧れの甲本ヒロトに自分の書いた歌詞を歌ってもらうことが夢。MAIL:ishii@ryoankoubou.com
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