三宅雪子氏・インタビューテキスト版 「なぜ、千葉4区に国替えを?」
インフォシーク / 2012年11月22日 16時0分
群馬4区からの出馬を予定していた、前・衆議院議員三宅雪子氏(国民の生活が第一)は、野田佳彦首相が出馬する千葉4区への国替えを発表した。17日に党本部で行われた記者会見では、うっすらと涙を浮かべながら「(群馬)4区の皆様には申し訳ないが、首相と戦えという命を受けた」と話した三宅氏。何故、彼女が千葉4区に選ばれたのか?「今回の選挙の論点とすべきことは何だと思うか」という質問とあわせてインタビューを行った。
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千葉4区、三宅雪子です。今回の衆議院選挙は、私は、ひとことで言って、「いのちを守る」選挙だと、そのように思っています。
この1年、国民の皆様には、いのち、安全、暮らしを、大変心配をかけた1年だったというふうに思っております。そういったものを脅かした、一番の責任者は、野田総理大臣であることは、言うまでもありません。
私は、「自分が愛した群馬県、この群馬県から、国替えは絶対にしない」と、当初から明言をしておりました。しかしながらも、ここにきて、大変、政治の混乱、そして、さまざまな外交の状況、そういったことも鑑みて「いったいこのままでは日本はどうなってしまうんだろう。」そういった思いが大変強くなってきたわけであります。14日の日に、わが党の代表と話をして、そんな中で、この千葉4区から出馬をするということを決定いたしました。
群馬4区で戦うと、いったんは決意をして、戦っていた私としては、本当に苦渋の決断ではありましたけれども、日本は今、大変な国難であると、まあそういったことも考え、これは、自分がかねてから消費増税廃止、そして、TPP参加表明反対、なによりも、原発の再稼動反対、未来をになう子供のいのちを守ろう、そういったことに力を入れてきたということもありまして、今、私が、出馬をして、この千葉4区で、一番の責任者である総理と、戦おうということで、決断をしたわけでございます。
本当に、嘘と欺瞞とごまかしに満ちた1年だったというふうに思います。政治家の言葉がこれほど信用をなくした事が歴史上あったでしょうか。私はこれが本当に残念でなりません。
契約書を交わさなければいけない、文書を取り交わさなければいけない、連立などするならわかりますけれども、これからは、「近いうち」といっても、誰からも信用はされないわけであります。言葉がまったく信頼されなくなってしまったこんな日本になってしまったことは、私は本当に残念です。
私たちは、お互いに、信頼しあって、そして、生活をしていたわけであります。そういった意味でも、総理の責任は大変重いと私は重いと思っております。
3つの政策、反原発、そして、消費増税廃止、TPP参加表明・参加廃止ですね、この3つを掲げて、しかし私は、もともと福祉と社会保障を、軸にということを申し上げておりましたので、これを軸にですね、しっかりと、推進を行っていきたいというふうに思っております。
今回、千葉4区に移るにあたって、群馬県で私も説明をしてまいりました。後援者のみなさんが、残念だけれども、千葉4区であれば仕方がないということで、送り出してくれました。がんばれコールで、送り出してくれました。私も本当に、そのことには、感謝の気持ちでいっぱいです。そして、必ずや、恩返しを、しなければいけない、当選をするというかたちで恩返しをしなければいけないと思っております。
今、全国からも、私に、たくさんのメール、ツイッター、お手紙、お電話、いただいております。
国民の皆様の、今までの、大変な、不満、そして、怒り、これが、今、私の元に届けられております。
千葉4区の皆様、本当に、千葉4区の皆様と、そういった気持ちを伝えて、そして、私の政策を伝えて、ご理解を得たいという風に思っております。
私もただ、民主党の一員でありましたので、もちろん、責任は感じております。総理を説得することができなかった。そして、民主党政権をとめることができなかった。変わってゆく民主党政権をとめることができなかった。私はすべての会議に、特に消費増税法案の会議にはすべて参加をいたしました。最後まで意見を述べてまいりました。最後まで戦ってまいりました。
しかし、残念ながら、これは総理ではなくて、総理の周囲の方なんでしょう、残念ながら、意見が届くことがなかったんです。ですから、党を出て、党を出た立場で、総理に意見を言っていこう、そういった思いで、私は離党したわけでございます。
2009年、これを是非思い出していただきたい。私たちは、「古い自民党政治ではだめだ!」そういった思いで、ともに戦ったはずであります。消費増税は約束していません。TPPも約束していません。原発は事故でありますけれども、当然、国民のいのちを最優先に考えたときに、再稼動などということは選択肢として出てくるわけもないんです。
ですから、私は、是非、この2009年の思い、マニュフェスト、私は堅持派でありますけれども、私の思いを胸に、私の党のスローガンも「国民の生活が第一」ということでありますけれども、私の思いを胸に、今回の衆議院選挙を、戦っていきたいと思っております。よろしくお願いします。
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