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リアル・マイケルジャクソン [Vol.18]_1996年HISTORYツアーinバンコク_3連休で急遽バンコクへ! ~おっかけOL3人組とマイケルの交流実話~

インフォシーク / 2012年12月27日 17時30分

バンコクでのマイケル。右はホテル内のバナー、下は珍しい「カード型」のコンサートチケット。

韓国、台湾の旅を終えて、10月21日に帰国したわたしたちは、OL、短期派遣とそれぞれがハードに働く生活に戻っていた。

12月のマイケル来日まで、あと2カ月弱。今回は、東京と福岡で計6回の公演が予定されているため、マイケルの滞在は長期にわたることが確実だ。

日本で思う存分「追いかける」ためにも、いまのうちに、ひたすら働いて資金を貯めなければならない!

本当は全ての都市を自由にまわりたいけれど、給与所得者たるもの、そうそう休んでばかりもいられないのが現実だ。

連日の深夜残業をこなしながら、11月のカレンダーを眺めていたわたしは、あることに気がついた。2日から4日までが、ちょうど「3連休」になっているのだ。

ツアーのスケジュールを確認すると、11月5日にタイのバンコクでコンサートがある。わたしの血は騒いだ。この3連休、マイケルは「バンコク」にいるんだ!やばい。行きたい。マイケルに会いたい!

急いで旅行代理店に電話をすると、連休直前ではあるものの、なんとか航空券は取れそうだ。

「突然だけど、来週バンコクに行かない?」
「行く行く!」

同じことを考えていたわたしたちは、悩む間もなく即決し、急遽バンコクへ飛ぶことになった!

さすがにコンサートチケットの手配はもう間に合わない。おそらくステージは見れないだろう。

でも、マイケルがわたしたちの存在に気がついてくれれば、それだけで充分だ!

急な出発で、プレゼントはおろか手紙のひとつも用意していなかったわたしたちは、7時間のフライトの間、機内でせっせと手紙を書き、大判のハンカチで小さい垂れ幕を作った。

11月2日、ドンムアン国際空港に到着し、税関の係員に「マイケルはもう到着した?」と聞くと、「ノンノン、今日の午後に到着する予定だよ~!」とカジュアルに教えてくれる。

そのまま空港で待つか、ホテルに向かうか迷った結果、今回はホテルでお出迎えをしようと決め、マイケルの宿泊先である「セントラル・プラザホテル」にタクシーを飛ばし、急いでチェックインを済ませた。

ホテル内には「ウェルカム!マイケルジャクソン」の巨大なバナーがどーんと飾られ、歓迎セレモニーのため、民族衣装を着た子供たちや大勢の関係者、大勢の報道陣、大勢の地元ファン、さらには本物の「象」までもが続々とやってきて、エントランスやロビーは異様な熱気で溢れかえっていた。

(ひえー、この人混みだと、さすがにマイケルに気づいてもらうのは難しいかも・・・)

韓国や台湾を上回る大混雑に、一瞬弱気になったわたしであるが、いざマイケル一行が到着すると、マイケルはすぐにこちらに気づいてくれた。

「マイコー!」

大歓声に混じって呼びかけるわたしたちの「声」を、マイケルはしっかり覚えていてくれたのだ!

人、人、人でごった返すロビーの中、マイケルは進路を変えてわたしたちの元に歩み寄リ、しっかりと握手をしたあと、それぞれが持っていた手紙を受け取ってくれた。

マイケルの手を握り締めた瞬間、高雄で別れてからいままでの「空白の時間」が突然埋まったような、ずっと継続して追いかけているような、不思議な感覚が全身を駆けめぐった。

(ひとまずよかった!これで、最低限の目標はクリアできた!)マイケル一行がエレベーターに消えたあと、その場でホッと一息ついていると、

「ハローお嬢さんたち!」

と、上品で、見るからに「エライ人」が、ニコニコしながらわたしたちに話しかけてきた。

彼は、バンコクのプロモーターの社長だった。

「あなたたち、コンサートのチケットは持っていますか?」

持っていません、と答えると、彼は胸ポケットからプラスチックのカード型のチケットを取り出し、

「あなたたちに差し上げます。是非バンコクでコンサートを楽しんでください!」とプレゼントしてくれたのだ!(運なのか必然なのか、同様のことが、このあとのワールド追っかけでも度々起きた)

その後、ウェインやハミードなど、顔馴染みのスタッフがロビーに降りてきて、「ハーイ!」「久しぶり!」と笑顔で握手をし、予定よりずっと早い再会を喜んだ。

ハミードは、「夕食をいっしょにとろう!」と提案してくれ、ロビーの奥のイタリアンレストランで食事を取りながら、高雄のあとにマイケル一行が訪れたシンガポールやマレーシアでの話を教えてくれた。

「3連休」というだけで来てしまったバンコクだったが、勢いで飛んだのは間違いではなかった。

以前、ウェインが、「彼女たちは世界中どこにでも追いかけてくるファンだ」と誇らしげに言ってくれたことがある。

マイケルにも同じように思ってもらえるなら、この先もわたしたちは、どこにだって飛んで行くだろう!

そして、マイケルが到着した翌日の11月3日。相変わらず大混雑するホテルの前で、わたしたちが思わず号泣する「ハプニング」が起きたのだ!

【バックナンバー】リアル・マイケルジャクソン ~おっかけOL3人組とマイケルの交流実話
[Vol.17]_1996年HISTORYツアーin高雄_最前列でコンサート!そしてひと時の別れ
[Vol.16]_1996年HISTORYツアーin台北_Yちゃん、夢のオンステージ!
[Vol.15]_1996年HISTORYツアーin台北_コンサート初日でのハプニング!
[Vol.14]_1996年HISTORYツアーin台北_マイケルへのビデオレター。
[Vol.13]_1996年HISTORYツアーinソウル_深まる交流、そして新たな目標へ。

パリス川口
コピーライター。87年来日時にマイケルのファンとなり、OL時代、同じくOLの友人とともに世界中を追いかける。96年HISTORY TOURを機に、3人は「D-PARTY」(ファミリーの意)と呼ばれ、世界各地でマイケルに会えるようになる。追悼式から3年を経て当時のエピソードを公開。

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