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リアル・マイケルジャクソン [Vol.26]_1996年HISTORYツアーin東京_タワーレコードのイベントに参加! ~おっかけOL3人組とマイケルの交流実話~

インフォシーク / 2013年2月28日 17時30分

96年12月12日タワーレコードでのマイケル。世界中のファンが羨ましがる「奇跡のイベント」だった。

1996年12月11日、マイケルは、「DANGEROUSツアー」の福岡公演以来、3年3カ月ぶりの来日を果たした。

この日、夜明けと同時にマニラを出発したわたしたちは、マイケル一行よりひと足早く日本に到着し、成田空港から都内の「キャピトル東急ホテル」へと移動した。

真夏のマニラから一転、冬の東京へ。当然ながら寒い。寒い上に、ものすごくお腹の調子が悪いっ。せめてシャワーをあびて、上着を一枚着てから向かおうと、気持ちは激しくあせりながらも途中で自宅に立ち寄る。

夕方ホテルに到着すると、ラッキーなことに、マイケルの歓迎セレモニーが始まるまさに直前だった!

Eちゃん、Yちゃんとも無事合流し、集まった数百人のファンとともにマイケルを出迎えた。

到着したマイケルのバンにすばやく駆け寄ると、先にバンから出てきたウェインがわたしたちに気づき、「ハーイ!」と挨拶をしてくれる。そして、歓声とフラッシュの中、続けてマイケルがバンから降りて姿を現す。(ああ、マイケルもわたしたちも、ついに日本にやって来たんだ!)

ホテルのエントランスの前では、着物姿のこどもたちが花束をもってスタンバイしている。マイケルは、満面の笑顔でこどもたちのそばに歩み寄り、順番に花束を受け取る。そして、そのままマイケルはホテルに入ってまっすぐエレベーターに乗り、10Fのスイートへと消えていった。

(海外に比べて、ずいぶん短いセレモニーだったなあ)

冬だし、暗いし、寒いしねえ。などと思っていたら、すぐにマイケルは10Fの窓から姿をみせ、下で大興奮するファンにむかって、おもむろに「ぬいぐるみ」を投げ始めた!

「キャー」「マイコー!!」あたりは争奪戦となり、ファンの歓声が響き渡る!

ひさびさの日本を、さっそくマイケルは楽しんでいるようにみえた。

そして、来日2日目は、渋谷のタワーレコードで、とある「イベント」が計画されていた。

所属レコード会社とタワーレコードの共催で、マイケルの「手形」をとるセレモニーが行われ、その場にファンクラブをはじめとする50人のファンを招待してくれたのだ。(著名アーティストの手形をシリーズで店頭に飾っていく計画で、マイケルはその第一号だった)

このイベントの責任者こそ、わたしたちがマニラで出会ったMさんだった!

ホテルのロビーで熱心にマイケルについて話したのがキッカケで、急きょわたしたちを招待してくれたのだ。しかも、「ファンを20人集める」という、思いがけない大役まで任せてくれた。

マニラから戻った翌日がイベントだったため、わたしたちは大急ぎでマイケルファンの友人や家族に声をかけた。そして当日、指定された時間にタワーレコードに向かい、前もってマイケルの到着を待つことになった。

8Fの会場に入ってビックリ。狭いっ!ものすごく狭いイベントスペースに、ぎっしりと椅子が並べられている。こんなコンパクトな会場に、本当にマイケルが来ちゃうの??ますますお腹が痛くなりそうっ

しばらくすると、ウェイン、ヤニック、ビデオクルーらとともに、マイケルが現れた! ぎゃあ、マイケル、今日はサングラスもマスクもしてないよーっ(泣)

近い!近い!どうやってもマイケルとファン(ほぼ女性)の距離は近すぎる!

大丈夫マイケル?いや、ものすごく照れてるよね??笑顔がはにかんでるよね?

黄色い歓声とハートマークがビュンビュン飛び交う中、イベントは粛々と進行していく。腕を組んだり、おろしたり、ちょっぴりソワソワ、しかし嬉しそうなマイケル。

わたしたちは、マイケルからみて右側に並んで座っていた。そして、マイケルが気づいてくれることを願いつつ、イベントの進行を見守っていた。すると、突然こちらを向いたマイケルの目がまん丸に見開かれ、「あー!」と驚きながら、わたしたちにむかって満面の笑顔で手をふってくれたのだ!

やった!マイケル、気がついてくれたー!

わたしたちは、即席で作っていたタレ幕(白いハンカチにマジックでメッセージを書いたもの)を、チラリと上に持ち上げる。それを見たマイケルは、「僕にくれるの?サンキュー(うんうん)」とリアクションを送ってくれた。

その後、マイケルは手形をとってサインを描き(彫り)、スピーチをし、およそ10分弱で夢のイベントは終了した。

会場を出たマイケルは4Fのショップへ移動し、CDなどをゆっくり買い物したあとホテルに戻った。

このイベントの様子は、某動画サイトなどにアップされているため、多くのマイケルファンが目にしたことがあるのではないかと思う。

今更ながら、日本のファンは、本当に幸せだ。こんな至近距離でのイベント、海外ではまず不可能だ。

この日、この場に参加することが出来た幸運に、ただただMさんとの出会いに感謝した。

そして、翌13日は、いよいよ東京公演初日!

この日、わたしたちの夢は、またひとつ「現実」のものとなる。

【バックナンバー】リアル・マイケルジャクソン ~おっかけOL3人組とマイケルの交流実話
[Vol.25]_1996年HISTORYツアーinマニラ_VIPパスで最前列へ!
[Vol.24]_1996年HISTORYツアーinマニラ_ひと足早いクリスマス。
[Vol.23]_1996年HISTORYツアーinパース_涙の記念撮影!
[Vol.22]_1996年HISTORYツアーinブリスベン_コンサート前に記念撮影!
[Vol.21]_1996年HISTORYツアーinシドニー_初めての記念撮影!

パリス川口
コピーライター。87年来日時にマイケルのファンとなり、OL時代、同じくOLの友人とともに世界中を追いかける。96年HISTORY TOURを機に、3人は「D-PARTY」(ファミリーの意)と呼ばれ、世界各地でマイケルに会えるようになる。追悼式から3年を経て当時のエピソードを公開。

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