リアル・マイケルジャクソン [Vol.46]_1997年in韓国_マイケルとご対面!<茂朱リゾート偏> ~おっかけOL3人組とマイケルの交流実話~

インフォシーク / 2013年7月18日 17時30分

茂朱(ムジュ)リゾートの貸切ホテルで撮った写真。マイケルの写真は1998年来韓時のもの。

ついに、ウェインのあとに続き、マイケルがエレベーターから出てきた!

いつもの帽子に黒いシャツ、黒いスラックス姿のマイケルが、ニコニコしながらこちらに向かって歩いてくる。

「ハーイ、元気だった?」ちょっぴりはにかんだ笑顔で、3人にむかって手を差し伸べて、代わる代わる握手をする。

わたしたちは、マイケルが現れた瞬間、それまでのドキドキや緊張感がフッと消えて、急にいつもの平常心に戻っていた。なぜなら、目の前にいるマイケルが、あまりにも自然でリラックスしていたからだ!

帽子の中の髪の毛は、寝起きのせいかボサボサで、メイクもほとんどしていない。煌びやかなステージ衣装もまとっていない、完全に「オフ」のマイケル。ああ、マイケルって、こういう人なんだよなあ・・・。ステージやショートフィルムの「完全無敵」なスーパースターのイメージとは裏腹に、プライベートのマイケルは、服装や自分のイメージにものすごーく無頓着なところがある。世間一般が思う「マイケルジャクソン」のイメージと、いま目の前にいるマイケルは、別人かと思うほど異なるに違いない。そして、そのギャップこそ、わたしたちファンがマイケルに惹かれてやまない理由のひとつでもあるのだ。

となりに立つマイケルは、ツアー中よりずっと痩せているように見えた。腰の細さが尋常じゃない!でも、痩せてはいるもののマイケルはとても元気そうで、「貸切のホテル」というシチュエーションのせいか、これまで見たことがないような穏やかな表情だ。ツアー中のマイケルの周囲には、いつもどこかしら緊迫感が漂っている。マスコミや大衆を前にするときの、あの「ピン」と張り詰めた空気が、いまはどこにも見あたらない。

(マイケルにPHOTOアルバムを渡さなくちゃ!)
(バナーも見せたい)
(あれもこれも見せないと!)

ツアー中、常に「時間」に追われていたせいで、わたしたちは、(とにかく今回の使命を果たさねば!)と急いで荷物を探った。マイケルが目の前にいる、いまこの瞬間にみせなくては!

そのときウェインが、「またあとで戻ってくるから、ここで待っていなさい」とわたしたちに言い、マイケルをどこかに連れていこうとする。えええ!もう行ってしまうの?まだ何も伝えていないのに?

ツアー中、何度もウェインに「あとで」と言われ、そのままマイケルに会えなかった記憶が蘇る。ここで別れたら、もうこんなチャンスはないかもしれない!

すると、わたしたちの不安気な様子を察したマイケルが、「わかる?大丈夫だよー、すぐに戻ってくるよ。」と優しい声で言ってくれたのだ!マイケルの声色は誠実そのもので、それを聞いてようやく安心したわたしたちは、マイケルと関係者が奥のミーティングルームに向かうのを見送った。

そのまま20分ほどロビーで待っていると、スキッパーが黒いダウンジャケットを持ってミーティングルームに入っていく。そして数分後、さっきのダウンを着たマイケルが、ニコニコと満面の笑みで戻ってきた!わたしたちは、マイケルに、ずっしりと分厚いPHOTOアルバムを手渡す。マイケルは、「オー!」と感激した様子で、さっそく中を開いて食い入るように真剣にアルバムを見ている!わたしたちが撮ったマイケルの写真、2ショット写真、3人の写真、各国の新聞のスクラップ、etc...。そのすべてが、マイケルにとっては興味津々のようだ!96年にソウルで撮った写真を見ていたマイケルは、チョイさんの息子を見つけて「ハンバーガーだ!」と笑いながら指差している!(ちょっとポッチャリ系の少年)

途中でウェインが、「これからマイケルは出かけるから、戻ってきたときにアルバムを渡すように」といい、わたしたちはPHOTOアルバムをいったんマイケルから受け取る。ホテルから十数メートル先に、いつの間にか中型のバスが止まっている。どうやらあのバスに乗って、マイケルは敷地内を視察しに出かけるようだ!同行する関係者の一団がわらわらと外に向かう。マイケル、お仕事行ってらっしゃ~い!・・・と見送ろうとするも、なぜかマイケルは、わたしたちの元からなかなか立ち去ろうとしない。

(そうだ!いまがチャンスかも!)
わたしたちは、どうしてもマイケルに見せたくて持ってきた、もうひとつの「あるもの」を取り出し、すかさずマイケルに手渡した!

【バックナンバー】リアル・マイケルジャクソン ~おっかけOL3人組とマイケルの交流実話

パリス川口
コピーライター。87年来日時にマイケルのファンとなり、OL時代、同じくOLの友人とともに世界中を追いかける。96年HISTORY TOURを機に、3人は「D-PARTY」(ファミリーの意)と呼ばれ、世界各地でマイケルに会えるようになる。追悼式から3年を経て当時のエピソードを公開。

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