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仮面ライダー映画は、どこへゆくのか。

インフォシーク / 2013年8月27日 17時30分

永遠のヒーロー、仮面ライダー!

【はじめに】
8月25日の朝は、仮面ライダーウィザードが放映されなかったのである。

理由はわからないが、代わりに過去の仮面ライダー映画が放映されていた。その映画をチラチラと横目に見ながら、なんだか年がら年中仮面ライダー映画というのは上映されている印象だが、いったい一年に何本作られているのだ? と思ったのである。

早速、調べてみた。大きく分けると、仮面ライダー映画は年に3回作られている。公開時期は子供の「夏やすみ」「春やすみ」「冬やすみ」と重なるようになっていて、休みごとに映画の方向性が違うらしい。

○夏やすみ映画 … スーパー戦隊(ゴレンジャー系列ヒーロー)映画と「同時上映」!

○春やすみ映画 … スーパー戦隊と一つの映画の中で「競演」!

○冬やすみ用 … 秋に放映終了となった前作仮面ライダーと、秋から放映開始となった新・仮面ライダーの「競演」!

と、常にテレビショッピング「今回は特別に、さらにもう一つ、付けちゃいます!」的精神で、観客のために他ヒーローとのコラボが仕掛けられているのである。

【興行収入はどうなっているのか?】

コラボを仕掛けているのはたくさんの方に観てもらいたいためであって、しいては興行収入を大きくしたいからでもあるだろうが、しかし考えてみると、3つの中では休みが最も長い「夏やすみ」が興行収入的に有利、という気がする。

そのあたりはどうなのだろうと調べてみると、まぁ実際ネットに掲載されている興行収入情報というのはマチマチであって、確実な数値とは言えないのが残念なのだが、とはいえ日本映画製作者連盟のサイトを基準にここ数年分を記すと次のようになる。

◇2010年
・8月公開「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」 / 14.7億円
・12月公開「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE」 / 13.8億円

◇2011年
・4月公開「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」 / 13.3億円
・8月公開「仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」 / 17.6億円
・12月公開「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」 / 15.1億円

◇2012年
・4月公開「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」 / 15.6億円
・8月公開「仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!」 / 12.7億円

…眺めてみると確かに夏やすみが有利そうではあるのだが、まぁ想像よりも差は開いていない。では何が興行収入の高低ポイントになっているのか、ということになる。

【さらに踏み込んでみよう】
上記データだけでも一応の順位をつけてみると、

・第1位! 「仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」
・第2位! 「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」
・第3位! 「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」

となる。

第1位の「仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」は、まさかの暴れん坊将軍出演の超痛快映画である。松平健が仮面ライダーオーズと共に悪党を倒すのだ。もちろん、松平健の武器は日本刀である!

そんなことも含めてあくまで私の印象で考えると、この3つの映画には共通点があるように思う。

・「仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」…まさかの、暴れん坊将軍が登場!

・「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」…まさかの、スーパー戦隊との共演第一弾!

・「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」…まさかの、女性ライダー"仮面ライダーなでしこ"が登場!

つまり3つとも、「公開前から、まさかの衝撃!」だったのである。他に並べた作品と比較してもこの3つは公開前の衝撃度は大きかった印象だ。

しかしそれが興行収入のポイントになるのだ! となると、大変寂しい話だ。映画はそれじゃあいけないのだ! という私の思いもある。

【さらに、もう少しだけ踏み込んでみよう】
そこで第4位に目を向けたいのだが、「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」、これは公開前の衝撃度はそれほど無かった…という記憶だが。今なおネット上でのレビューがめちゃくちゃに高い。観た者のほとんどが満足している様子だ(あまりのレビューの高さに、私も以前記事にしたことがある)。

ついでに書くと、第3位の「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」もレビューがわりと高い傾向だ。

こう考えると、興行収入の高低ポイントは、

(1)公開前の衝撃度の高さ
(2)結果としてのレビューの高さ

あたりが見えてくる。(2)は口コミが発生しやすい面もあるはずなのだ。

【仮面ライダー映画は、誰のために作られているのか!】
ここまで考えたところで、私は映画に、テレビとは違う特有の側面を感じ始めている。それはレビューなのである。

レビューが高い…さてはて。その高低は誰が決めているのだ! ということだ。

おい、この映画は誰がレビューを書いているんだ! どうなんだ! えぇっ!…と松田優作風に問い詰めていくと、それは「大人」なのである。

「夏やすみ」「冬やすみ」「春やすみ」の主人公である「子供」ではないのだ。

ここに大変に難しい問題があり、限りなく矛盾に近い。

そもそも映画を観に行くか行かないかの決定権は、おそらく親が持っている。映画料金を支払う立場、つまりスポンサーだからだ。テレビとは違うのだ。

仮面ライダー映画のターゲットは誰なのか?!

相当に悩ましい問題にぶち当たってしまった。

【仮面ライダー映画はどこへゆく!】
さて、ここで話を現実に戻す。

次の仮面ライダー映画は12月に公開。10月から新たに放映が開始される「仮面ライダーガイム鎧武」と、現在放映されている「仮面ライダーウィザード」の競演バージョンになる。

どんな内容であるかは、まだ公開されていない。

公開前の衝撃があるのか、レビューが高くなる作品になるのか、仮面ライダー映画は、どこへゆくのか!

私は以前から、仮面ライダー映画はいつか、世界中がその公開を待ち望むような世界一のヒーロー映画になってほしい、と思っている。

頼むぞ、オレたちのヒーロー、仮面ライダー! 日本人の夢を叶えてほしい。

【バックナンバー】仮面ライダー徒然草はこちら

ガッケンター
1973年1月生まれ。芸術家。ライター。芸術活動のかたわら、仲間と協力してゆるゆる映画応援サイト「ガッケンターサイト」の運営や、映画監督や俳優もゲスト出演する「ガッケンターTV」(インターネット)の製作をしている。

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