仮面ライダーガイム鎧武、見参である！

仮面ライダーガイム鎧武！ 色々なフルーツが出てくるのか？！ リンゴ？ それとも、今大流行のアサイー？！

仮面ライダーガイム鎧武である！

10月6日朝8：00～、とうとう仮面ライダーガイム鎧武の第一話目が放映された！

少し説明するが、今回の仮面ライダーは「戦国武将」と「フルーツ」がマッチングした、斬新モチーフかけ合わせ式ライダーだ。武士のように兜をかぶり、武器は二刀流、ベルトのバックルにもしっかりと刀のオブジェが付いていて…そのバックルにフルーツをくっつけ、刀のオブジェで輪切りにすると変身するのだ！

…ざ、斬新だ！

正確には、フルーツをモチーフにした錠前をベルトに装着して輪切り、と書いたほうがよいのだろう。すると空の上にズボンのチャックのようなものが現れ、ジッパーがジーッと開いて、大きなフルーツが降ってくる！ そのフルーツが主人公の頭にバサッとかぶさって、そこから流れ落ちるように分解され全身にゆっくりと装着…仮面ライダーガイム鎧武、見参だ！

もうなんだか…ジューシーである！

第一話で主人公が装着した錠前は、オレンジ！ いずれパイナップルを装着したり、バナナを装着する新しい仮面ライダーが出てきたりするようで、設定ひとつひとつにインパクトがある。どうせなら、バックルの刀のオブジェも、輪切りだけじゃなくて、せん切りとか、いちょう切りとか、かつら剥きとかやっていただきたい！

そんな斬新な仮面ライダーガイム鎧武！ 率直に言って…面白い！ ネットでつぶやかれていた感想も含めて冷静に書いたとしても、なかなかの好スタートなのだ！

カメラワークも凝っていて、とても興味深い。第一話の監督は田崎竜太という人で、この人はなんと！ 仮面ライダーの第一話～第二話あたりばかりをよく任されるという、特撮ドラマ第一話スタートダッシュの超プロフェッショナルらしい。世の中いろいろなプロフェッショナルがいるものだ。こんなプロがいるとは驚いた。

主人公もなかなか魅力的だ。拾ったベルトで突然仮面ライダーになって戸惑ってしまうあたりは、とても良い人っぽくて好感が持てる。ちなみに戸惑っている演技をしているのは、役者さんではなくて仮面ライダーガイムの中にいるスーツアクターさんなのだが、まぁ、細かいことはどうでもよいのだ！ なぜ拾った変身ベルトの使い方があっけなくわかるのだ！ …というツッコミも遠くはるかに投げ捨てて！ とにかく面白かったと書いてしまうのである！

役者には他にも、ぐっさんこと山口智充もいる。インチキくさいDJ役で、ストーリーの進行役だ。謎の錠前売人には、波岡一喜。そもそも波岡一喜って映画「パッチギ！」や、ヤクザ役の印象が強かったけれど、こういう色々な役にチャレンジしていて、中年になった頃に、とても渋い演技をする役者さんになっているんじゃなかろうか。個人的にはそのあたりも期待だ。ついでに書くが、彼は早稲田大学卒業らしい。意外な経歴にちょっと驚いた。

いやぁ、それにしてもこれからが楽しみな、新・仮面ライダーである！

仮面ライダーガイム鎧武の快進撃に乞うご期待なのである！

…えっ…ヒロイン？

可愛いです。可愛いですよ。でも、ほら、ここでヒロインのことを取りあげると、まるでそれを目当てに毎週見てるみたいじゃないですか。実際、そういうお父さんって多いらしいですよ。まぁ、書いてしまいますが…可愛い！毎回、新しい仮面ライダーが始まるたびに、可愛い可愛い、と言っているような気がしますが…可愛い！ 特に謎の白い女性になっているときが！

そしてそして…なんとですね、調べてみると1997年生まれ…ってことは、16歳?! タハハ…ほら、やっぱり40歳のおっさんが、簡単に「可愛い」などと、もう言ってはいけないのである…タハハ。

仮面ライダーガイム鎧武に、期待！

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ガッケンター
1973年1月生まれ。芸術家。ライター。MC。芸術活動のかたわら、仲間と協力してゆるゆる映画応援サイト「ガッケンターサイト」の運営や、映画監督や俳優もゲスト出演する「ガッケンターＴＶ」（インターネット）の製作、映画の宣伝などをしている。