1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. その他

東京人のハロウィンにノれない ~1分でわかる大阪人の言い分~

インフォシーク / 2013年10月23日 17時30分

大阪・梅田

毎年10月31日やその前の週末になると、東京の至る所で景色が変わる。ハロウィンの訪れだ。

六本木ヒルズなどの商業施設で見かける、親子でパレードを楽しんでいる姿など子供中心の催しは微笑ましい。

しかし夜になると渋谷や六本木などの路上で仮装した面々が集合する「大人のハロウィン」はそれとは違う。

古代ケルト人が起源と考えられているという、日本人になんの関係があるのかサッパリわからない祭りは、盛り上がりたいだけ、ただ群れていたいだけ、みんなと同じが正解、アメリカ万歳、右向け右のミーハーに生きる他力本願な地方出身東京人がいかにも好きそうな行動だ。

クラブなどで仮装しイベントを楽しむ人たちはご勝手にどうぞだが、私が毎年身が凍っているのは、仮装しドヤ顔で練り歩く人々のサブさだ。

渋谷でイカを焼きながら飲んでいた昨年のハロウィンを思い出す。その店の大方はガラス張りなので、至る所でダベる仮装した東京人たちを自動的に眺めながら飲むこととなった。

「きっと個性ある人たちが表現力をアピールしに来たのだろう」と思っていたが全く違う景色だった。

セクシーなナース、ゾンビっぽいナース、ただのナースが各十数名といった具合に、ネタがカブりまくり。白衣だけあってナース担当はボディに自信がある人ばかりで有難く目の保養をさせていただいた。

しかし仮装して歩いていい日(とは思わないが)に人とカブるというのは「私はセンスや個性がない」と言っていることと同じで情けない。

私がハロウィンをサブいと思う大きな理由は、皆が同じ行動をとることで安住する気持ち悪さよりも、どんだけカブっとるんじゃと言いたくなるほど芸がないクセに、浮かれて安っぽい満足感をなぜかドヤ顔で見せつけてくることだ。

魔女、ドラキュラ、ミイラ、ジェイソン、スーパーマン、アラジン、ジーニー、悪魔、蜂。ナースに限らず、東京人はカブりまくっていた。

マリオとルイージが通りがかり、後を続くようにマリオとルイージ、少し時間をおいてまた別のマリオとルイージが通った。「何機おんねん」とガラス越しに突っ込んだとき、更にマリオとルイージが通りがかったが最後の二人は口髭が無かった。

カブりそうにないモチーフを選んでいる東京人も少なかったが確認できた。映画館で本編直前に上映されるCM『NO MORE 映画泥棒』より頭がビデオカメラの男(結局2名いた)や、映画『ダークナイト』よりジョーカー(ヒース・レジャー)の口裂けピエロフェイス。貞子もいた。他にも、大きなトロフィーを担いでいた巨漢の女性は優勝力士なのだろう。地下へ降りる階段の傍らでせわしなくスーツを脱ぎだしたサラリーマン2人は、ユニクロのヒートテック上下のみになり「よし。」と歩き出した。2億点あげたい。

だが、ほとんどがカブるわベタだわのオンパレード。普段全く気にしないがハロウィンになると毎年「外国人にナメられとるんちゃうか」と不安にもなる。

ところで大阪も当日は仮装した人で溢れるのだろうか。大阪在住の知人数名に聞いてみた。「溢れるのは見たことない」「店の中だけちゃう?」と挙がるなか「さぁ、よう知らん」という意見もあった。

私が暮らしていた10年前の大阪と変わらず、東京ほど盛り上がることはないようだ。というか、東京が異常に盛り上がり過ぎているのだろう。

今年もハロウィンがやってくる。

なんだかモヤモヤが止まらないなと思っていると、長い付き合いになる東京育ちの友人から「今日はファンクバンド?いつも派手だなあ。大阪人っぽい。」と言われた。

誰が年中ハロウィンやねん。

鹿タカシ
しかたかし ライター。大阪生まれ。大阪芸術大学にて写真を学んだ後に上京しなぜかコピーライターとなって約10年。
現在は都内広告プロダクションに勤務しながら、大阪人からみた東京人(主に上京してきた人)について研究。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください