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美馬好投!アクシデントを乗り越え、イーグルス日本シリーズ2勝目!

インフォシーク / 2013年10月29日 23時0分

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 いくつかの嬉しい誤算?が重なり、イーグルスが敵地で2勝目を勝ち取った。まずは何と言っても美馬の好投だ。クライマックスシリーズでも見事な完封劇を見せてくれたが、この日本シリーズの大舞台でも、それ以上の好投を展開。140キロを超える速球と多彩な変化球による緩急、内角と外角ギリギリをつく絶妙なコントロールで巨人打線を翻弄、5回2/3を投げ散発4安打無失点にに抑えた。クライマックスシリーズが始まるまでは田中、則本の2本柱に続く3番手以降を不安視されていたイーグルスだが、その不安を見事に払拭する快投だった。

 2番めが打線のつながりだ。1戦目の敗戦に象徴される「先頭ランナーを出しても後が続かない」打線がそれまでの鬱憤を晴らすかのように爆発した。先発野手全員安打となる13安打。特に2回、牧田、松井の出塁から松井の安打で牧田が3塁でアウトになる某暴走を見せたときはまたか…と思ったものだが、嶋、岡島が四死球で再びランナーを貯めると、2番藤田の2塁打で先制。日本シリーズにジャイアンツの先発杉内をマウンドから引きずり下ろした。ピッチャーが変わってからも銀次の連続2塁打で一挙4点を奪った。クライマックスシリーズからここまで、1イニングに奪った得点は最大で2だったイーグルスの打線がようやくつながり、結果的にだが勝利を決定付ける、ビッグ・イニングとなった。また、8回にも3連打で追加点。星野監督に言わせれば「13安打で5点じゃ少ない。小爆発」だが、これまでのイーグルスににない、しかし待望のシーンだった。

 そして3番めが~もしかしたらこれがシリーズ最大の収穫かもしれない~レイの好投。美馬が試合中のアクシデントで急遽降板となった時に、それまでの中継ぎへの不安から、試合が壊れるのではないかと不安がよぎったファンもいたかもしれない。だが、頬骨骨折を乗り越え復活したフェイスガードの長身ピッチャーは、実際の球速以上に早く見える投げ下ろすような直球で2回と1/3を投げ、矢野に一発を打たれはしたのののしっかりと責任は果たした。これまで、中継ぎ以降に安心出来る投手がおらず、先発が9回投げるしかなかったイーグルスに、頼もしい「中継ぎ・第2先発」が生まれたのではという期待を抱かせてくれた。また、最後を締めた大ベテラン斎藤隆の出来も見事だった。

 これで2勝1敗、星野監督の言うとおり最低でも仙台には帰れる(東京ドームでジャイアンツの優勝が決定することはなくなった)ことになった。明日の先発はイーグルスがハウザー、ジャイアンツがホールトンと発表された。明日も必ず勝利出来るかどうかは分からないが、打線と中継ぎ陣への不安が解消されたことで、幾分かの余裕を持って戦うことが出来る。それが、良い結果を生めばいうことはない。

【星野監督インタビュー】「(勝ちを)とるだろうと信じてました。序盤にリード出来たが、これで決まるとは思っていなかった。もう少し点を欲しかったが、美馬がよく投げてくれた。嶋のリードがさえてましたね、珍しく(笑)。

王者だって追えば捕まります、攻めて攻めて攻めて!この結果ということです!

(先発全員13安打)13安打にしては得点が少ないな(苦笑)今日は小爆発だったね。明日大爆発したい。

(これで1勝リード)これで最低でも仙台に帰れるという気持ちです。明日も(勝って勝利者)インタビューしてください!」

日本シリーズを熱く実況!第3戦の熱戦の模様はこちら。

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