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仮面ライダー鎧武から読み解く、友達とは。

インフォシーク / 2014年4月8日 17時30分

みんなで広げよう、友達の輪!

友達とは何なのか! これは非常に難しい問題である。特にSNSであっという間に友達が増えていく現代において、その意味は軽く、儚く、無意味ですらあるのかもしれない。

私は友達が少ないと思うのだが、これをあまり言いたくないな、という気持ちがある。現代の若者の中に、なんだか「友達が少ない」「誰も私を分かってくれない」「私は不幸だ」「孤独な私」…みたいなスタンスがカッコいいとされる風潮があるから、同じに思われたくないのである。

まぁ、しかし実際、私は友達が少ない。というのはどういうことかというと、オレたち友達だもんね! なんて言いあったことがないのである。だってそういうの、気恥かしいじゃないの。

しかし40歳を超えた今頃になると、十数年ぶりを経て連絡をとり、「あぁ、意外とオレたち、友達なんだなぁ…」と、ようやく思う瞬間、というのもある。これはこれで感慨深い。

私は2年前から仮面ライダーについての連載を書いているわけだが、その記事を、昔は毎日一緒にいたがもはや20年会っていない、たまたまフェイスブックで久しぶりに繋がった、という者が読んでいた。そいつは仙台や札幌で万代とかいうリサイクルか何かの店舗を展開している社長なのであるが、ふと彼がメールを送ってきた。

「オレの店舗にも、仮面ライダーコーナーを作ったよ!」

売場の写真付きであった。まぁ、上手く言えないけれど、昔はすごく仲が良い時期も仲が悪くなった時期もあったのだけれど、あぁ、なんだかコイツは結局、友達なのだな、とそのときしみじみ感じたのだ。

友達とは、決してだらしない関係ではなく、足を引っ張り合う関係でもなく、相手の悪いとこを指摘する関係でもなく、やはりなんとなく、友達なのだなぁ、と前向きに無条件に実感する瞬間があることの積み重ねのように思う。

あ、若い人に念のために言っておきますが、もしも友人面して、あなたの悪いところばかり指摘してきたり、否定してきたり、周囲の友達全般についても悪いところばかり指摘している人がいたら、その人は今現在、あなたの友人ではないと思います。ご注意を。

しかし出会って20年以上経ってようやく、友達なのだなぁ、と感じているようじゃ、やっぱり友達は少ないのである。

4月6日(日)に、仮面ライダー鎧武第24話を見た。ここにすこぶる微妙な友達関係というのが出てくる。

主人公は恨みつらみとは程遠い性格で、誰でもウェルカム的器の若者だ。ただ、その相棒というべき友達は、…正確には後輩なわけだが…、そんな主人公を尊敬しながら、どこかでバカにもしている。

人類の未来を悲劇にするかもしれないという大きな悪意に対して、大組織の秘密主義方法論で対抗するのではなく、一人でも正攻法で対抗しようとする主人公に、彼は内心呆れている。「オレが取り返しのつかないことになりそうなときは、賢いオマエがオレを止めてくれるよな!」と快活に言ってくる主人公に対して、「もっと痛い目を合わないとわからないのか」と内心呟いている。

この2人、本当に友達なのか…?

ちなみに彼は、友達ということとは関係ないが、ある知人にこんなことも口にしている。

「本当に大事なのはね、誰に与え、誰から奪うのか。それを決められる立場に立つことなんだ。それが権力。僕の求めていた…」

本当に友達なのか…。

彼のような者は、現実の社会や会社にもときどきはびこっていて、仮面ライダー鎧武の彼の場合はひとまずの人あたりはそこそこ良いし、頭が良いあたりがまだなんとか救いなのかもしれないが、現実に存在する者はおおよそ、人あたりも悪いわ、頭は悪いわ、いつも大きな目的を自分本位の目的にすり替えるわ、救いようがない状態だったりする(らしい)。小さな権力やお金でおかしくなっていく、器が小さい人にこのケースが多いらしいのだが、なんだか勘違いも度が過ぎて、小さな社内に不倫相手を作ったり、小さな社内に子分を作ったり、小さな社内で勝手に派閥闘争し始めたりするらしく、始末におえない。そんな人は、子分を一方的に友達と呼ぶらしく、やはり根本的に自己愛性的な間違いがあるのである。

友達って何なのだろうか…!

仮面ライダーは子どもの頃に影響を受けるヒーローの代表格であるが、他にもそういう立ち位置のヒーローはいる。例えば、アンパンマンもそうなのだろう。

「なにがしあわせ なにをしてよろこぶ わからないままおわる そんなのはいやだ!」

と歌うアンパンマン。そういえば、「私利私欲の人、自己顕示欲の人は全然評価しない。大きなスケールでものを考える人は、右であれ、左であれ、共感を覚える」と言ったのは、誰だったか。

アンパンマンも、仮面ライダー鎧武の主人公も、どこか共感を覚える。

友達とは、何なのか! それは自分の器を大きくしてくれる自分たちだけの共感をもたらす者なのではないだろうか。

【バックナンバー】仮面ライダー徒然草はこちら

ガッケンター
1973年1月生まれ。芸術家。ライター。MC。芸術活動のかたわら、仲間と協力してゆるゆる映画応援サイト「ガッケンターサイト」、フリーペーパー「ガッケンターニュース」、映画監督や俳優もゲスト出演する「ガッケンターTV」(インターネット)を展開。

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