iPhoneユーザー悔し泣き!?ソニーの本気が詰まった「Xperia Z3 compact」のここがスゴイ
インフォシーク / 2014年11月28日 16時30分
11月21日、ソフトバンクからソニーモバイルコミュニケーションズ製Androidスマートフォン「Xperia Z3」が発売された。これにより、NTTドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアすべてに「Xperia Z3」が出そろったわけで、この状況、iPhoneユーザーとしてはちょっと見逃せない展開……。
「Xperia Z3」といえば「iPhone 6」の対抗馬として注目のモデル。ソニーが誇るオーディオやデジタルカメラ等の技術を活かした高機能と、5.2インチの“ちょい大き目”サイズが魅力だが、「ちょっと大きすぎて手に余る」という声もチラホラ。しかし!さすがはソニー、そういった意見も考えてコンパクトサイズのモデル「Xperia Z3 compact」も用意している。
コンパクトとはいえ、「Xperia Z3 compact」の機能性は「Xperia Z3」とほぼ同等。手のひらサイズのスマホとしては、かなり優秀。「スマホは手軽で気軽がイチバン。でも、せっかく買い替えるなら機能も充実してないと」という欲張りなユーザーは大注目!
特に「iPhone 5」ユーザーにとっては、機種変更の最有力候補になるはず。
現在のところ、「Xperia Z3 compact」はNTTドコモのみの取り扱い。購入時の実質負担金は、新規購入の場合は38,880円/月々1,620円、他社から乗り換えの場合は10,368円/月々432円、機種変更の場合は28,512円/月々1,188円~となる。「iPhone 6」16GBモデルを新規で購入した場合、実質負担額0円という場合もあるので、価格面では「iPhone 6」のほうがやや有利。ただし、auとソフトバンクのユーザーは番号ポータビリティを利用することになるわけで、そうなると約1万円の差。この差をどう見るかは、やっぱり機能しだいかな……。
~使って確認!「Xperia Z3 compact」はiPhone 6を超えたのか?~
■本体・ディスプレイ:安心の手のひらサイズ。超解像技術って、こんなにキレイなのね。
「Xperia Z3 compact」も「iPhone 6」も、「iPhone 5」からひとまわりサイズアップ。とはいえ、どちらも画面の隅々までちゃんと指が届くので、その点では両社モデルとも差はない。デザイン面を比べると、「iPhone 6」はさすがの仕上がり。ガラスと金属が継ぎ目なく一体化した滑らかなフォルムは、細部までこだわるアップルならでは。しかも、かなり薄い。
「Xperia Z3 compact」は、なんといっても4色のカラーバリエーション(ホワイト/グリーン/オレンジ/ブラック)がうれしいポイント。また、「Xperia Z3 compact」は手のひらサイズながらも、画面のフチが狭いので、ディスプレイの面積がけっこう広い。画質は、とってもクリア。輪郭がシャープでキリッとした感じで発色も鮮やか。とはいえ、色のグラデーションや影のニュアンスも滑らかで、全体的にサラリと上品な印象。文字が主体のニュースサイトなどを見ると、文字のにじみなどが少なく、とっても見やすく読みやすい。
数年前のスマホに比べると、別次元な感じで、この画面を見るともう前のスマホには戻れないかも。そのほか、本体に関しては「iPhone 6」の指紋認証「Touch ID」が気になるところ。ワンタッチでのロック解除はけっこう便利なので、ここは「Xperia Z3 compact」にも頑張ってもらいたかった……。
■カメラ:さすがソニー!もうコンパクトデジカメは必要ないかも。
カメラの機能を比べてみると、やっぱり「Xperia Z3 compact」に軍配か。
なにしろ2070万画素ですから!でもそれ以上に注目したいのが、室内や夜間など暗い場所での撮影に強いこと。フラッシュなしで撮っても、ブレ、ボケ、ザラつきがとても少ない。等倍で見る限りでは、少々暗いところで撮っても普通にキレイに仕上がる。しかも、細かな設定は全部カメラ任せの「プレミアムおまかせオート」がけっこうカシコイ。サクッと撮るだけで、明るいところでも暗いところでも、しっかりキレイ。
カメラにこだわる人のためには、「背景ぼかし」や「タイムシフト連写」など機能が満載。なかでも「料理」モードはSNSへの投稿にも大活躍な予感。「iPhone 6」にも「タイムラプス動画撮影」などの新機能が追加されたけど、カメラ機能の充実度では、やっぱり「Xperia Z3 compact」が有利。ほとんどコンパクトデジカメのレベルに行っちゃってます。
■オーディオ:これぞウォークマンのDNA。しっかり聴かせてくれます。
「iPhone 6」もそれなりにいい音だけど、「Xperia Z3 compact」とはオーディオに対する本気度が違う印象。なんたって「Xperia Z3 compact」は、CDよりも高音質な「ハイレゾ音源」対応だもの、かなり本気。もちろん普通の音源でも、ウォークマンのソニーが作っただけあって高音質。音が鮮やかで迫力もあって、頭の中にしっかりと曲が響きわたる。さらに、MP3などの圧縮音源の音質を向上させる機能も付いている。聴く音楽によって効果は変わると思うけど、この機能を使うと音の輪郭がクッキリとして、音が半歩くらい近づいたような感じ。
スピーカーもかなり優秀で、手元で聴くくらいなら外部スピーカーいらず。しっかりと聴かせてくれます。ちなみに、「iTunes」で購入した曲も「Xperia Z3 compact」に取り込んで再生できるのでiPhoneから乗り換えようかとお考えのみなさん、ご安心を。とはいえ、「iTunes」で購入した曲は、これまで通り「iTunes」を使ったほうが、管理が手軽で便利だったりもする。今まで「iTunes」でバリバリと曲を購入してきた人にとっては、ちょっと悩ましいポイントかもしれない。
■バッテリー:容量たっぷり、長持ち、安心。もう、充電器は持ち歩かない!
「iPhone 6」の最大待受時間は250時間、それに対して「Xperia Z3 compact」は最大約800時間。この差は大きい!
「Xperia Z3 compact」の場合、待ち受け状態のままなら、半日くらい経っても数パーセントしか減らない。長時間、動画を観続けるような使い方でもしない限り、充電は1日に1回できっと大丈夫。
省電力の「STAMINAモード」なら、さらにバッテリー長持ち。ヘビーユーザーでも、残りの待ち受け時間(見込み)の表示や、消費量の多いアプリを教えてくれる機能があるので、「いきなり電池が減ってビックリ」という外出先でのアクシデントも避けられるはず。
■その他の便利機能:ユーザーの日常をわかってるのは、どっち?
高機能のカメラやオーディオはもちろん大事だけど、ちょっとした使い勝手の部分で「Xperia Z3 compact」と「iPhone 6」にはけっこうな違いがある。結論から言うと、「Xperia Z3 compact」は、ユーザーの日常をわかってらっしゃる。“かゆい所に手が届く機能”をしっかり押さえてくれるのは、やっぱり日本のメーカーならでは。
たとえば……
おさいふケータイ
edyやnanacoなどの電子マネー、Suicaやpasmoなどの乗車カードなどに対応。お買い物も通勤・通学も「Xperia Z3 compact」だけでOK!
防水・防塵
やりたかったけど、ちょっと心配だった「お風呂でスマホ」も「Xperia Z3 compact」なら安心。バスルームでYouTubeを観たり、ワンセグで映画やドラマを観たり、なんてことが普通にできちゃう。なにしろイヤフォンジャックまで防水だし。防塵仕様だからアウトドアでも安心。
microSD対応
動画やハイレゾ音源などはデータサイズが大きいので、「気がついたら、メモリがいっぱいだった」なんてことも。でも、そんな時はmicroSDを使って記憶容量を拡張すれば大丈夫。最大128GBまで拡張できるから、テレビ番組を録画して通勤途中で視聴するなんてことも余裕です。
てぶくろモード
手袋をしたままでもタッチ操作が可能。これからの寒い時期には、なにかと重宝するはず。地味だけど、ほのかにうれしい機能じゃないかと。
<まとめ>
「iPhone 6には最新機種らしいサプライズが少ない」、「新しいスマホには “ドキドキ”や“ワクワク”がなきゃ」なんて思っている人には、「Xperia Z3 compact」がぜったいオススメ。電話・カメラ・オーディオといったスマホの基本機能が高レベルな上、おサイフケータイや防水など、「あったらいいな」というものが可能な限り詰め込まれている。
iPhoneから乗り換えると、OSやインターフェースが違うので、最初こそ使い勝手の部分で戸惑うかもしれないけど、それも時間の問題。慣れてしまえば、直観的に使えるはず。
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