【偏見注意報】奴隷が憧れの職業だった?知られざる保険制度との関係も

INLIFE~あなたと保険を繋げるメディア~ / 2015年5月25日 9時0分

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【偏見注意報】奴隷が憧れの職業だった?知られざる保険制度との関係も

今回は壮大な歴史物です。

保険の始まりは、大航海時代の「海上保険」からだと言われています。
さらに、「保険の思想」というのは、紀元前の古代ローマまで遡るのです。

ところで、皆さんは「奴隷」と聞くとどんなイメージがありますか?
「サボっているとムチで打たれる」
「足枷に鉄球を付けられている」
「食料は最低限の水とパン」

ところが、少し調べてみると、そのイメージはどうやら偏見であったのかもしれない、ということが分かってきました。

奴隷にも組合は存在した?古代ローマのコレギアより


「組合」と訳されることが多い「コレギア」とは、同業者同士がお金を出し合い、団体を形成、そして構成員の社交や交流を目的とした、古代ローマの結社のことです。

鍛冶屋・仕立屋・大工など、職業別に組合が作られたのは、教科書などにも載っていたのでご存じの方もいると思います。

そして、このコレギアは、どちらかというと下層民のためのもの。
葬式費用や生活に不安がある遺族の方に向けたものです。
実はこのコレギア、奴隷という身分の方にも適応していました。

「命ある道具」として売買されていた奴隷ですが、時期によって、ある程度の権利が保障されていました。
週休を必ず与えること、などという法律もあったようです。
遺族ほう助まであったりして、驚きですね。

もちろん、我々のイメージに近い、ひどい扱いを受けた時代もあったようですが、古い時代には奴隷は「ファミリア」と呼ばれ、家長に寄り添う家族のようなものだったようです。

現代で考えると、家付きのメイドさんのような存在なのでしょう。
その証拠に、奴隷からローマ元首へと、華麗な転身を遂げたディオクレティアヌスのような例もあります。

逆に、お金に困って自らを奴隷として売り込む、なんてこともあり、身分として低いというだけで、肉体労働や芸能に従事する人、という認識の時代が長かったようです。
芸能に従事する人、いわゆる芸能人が奴隷なんて、なんか斬新ですよね。
現代では、才能豊かな人々ですもんね。

エジプトではスターはみんな奴隷だった!?


現在では、古代の奴隷に対する考え方が、イメージとはだいぶ違うのではないかと、歴史研究家の間では考えられています。

例えば、昔は、小説や映画などの影響もあってか、「エジプトの奴隷は強制的にピラミッドを作らされていた」という認識がありました。
今でも普通の感覚では、そういう認識があるかもしれません。

しかし、現在の研究では一転して、ピラミッド作成の仕事は職業として花形だったのではないかと考えられており、異国から来た奴隷たちは、芸能、職人、踊り子、雑用係などを担当していたようです。

保険制度も奴隷制度で強くなった?


奴隷の扱いが、私たちのイメージする劣悪なものとなったのは、大航海時代からとも言われています。
悲惨な環境の奴隷船で奴隷を運び、航海中に亡くなった奴隷の補償金を保険会社に申請する保険金詐欺なども横行していたらしいです。

どんな時代にも、法の目をかいくぐる悪者はいます。
こんな背景もあって、保険に関する法整備が進んだ歴史もあるようです。

現代まで脈々と続く保険制度も、奴隷制度の存在が強く寄与しているのかもしれませんね。


はい、これにて本日の歴史の講義は終了です。
テストには出さないので、特に復習も要りません。

(完)

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