道路交通法:歴史の途上:真田幸村のアナザーフィクション

INLIFE~あなたと保険を繋げるメディア~ / 2016年11月9日 9時0分

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道路交通法:歴史の途上:真田幸村のアナザーフィクション

戦国武将も知っておきたい『道路交通法』のこと



世は豊臣政権末期。

豊臣と徳川の覇権争いは佳境に入り、
大阪冬の陣が目前に迫っていた。


時勢から徳川有利と見られたこの戦、
その不落の勢力に風穴を開けるべく、
勇猛果敢に挑む武将がいた。


真田信繁、またの名“真田幸村”である。




戦国武将も知っておきたい『道路交通法』のこと

<幸村>
豊臣に加勢したものの相手は徳川じゃ。一筋縄ではいかぬ。城から打って出ねば勝ち目はないと他の武将に直訴したが、無碍なく断られてしまった。悔しいがここは、籠城戦に徹せねばなるまい。して、敵軍の配置はどのようになっておる?

<佐助>
はっ!すでに前田利常、井伊直孝、松平忠直の軍が大阪城の南に迫っております!

<幸村>
相手にとって不足はない。出城(真田丸)を築き、知略を尽くして迎え撃ってくれよう。

<佐助>
・・・・・

<幸村>
どうした佐助?何か言いたいことがあるなら申してみよ。

<佐助>
主力軍の先鋒に、徳川に加勢した二人の武将がおります。

<幸村>
誰じゃ?

<佐助>
織田信長様でございます。

<幸村>
えーーーーーーっえっえっえーーーっ!?それ聞き間違えじゃないの?信長ってあの信長様?

<佐助>
はっ!その信長様でございます。徳川の忍びである服部半蔵の忍術により、死者の国からこの世に蘇らせたとのこと。

<幸村>
そんな戦国ゲームみたいな展開に持ち込む必要ある?完全にズルしてんじゃん徳川。忍術って何でも出来んのかよ。

<佐助>
しかも、信長様は「クルマ」という未来風の乗り物を所持しております。クルマも服部半蔵の忍術により、この世に呼び寄せたとのこと。

<幸村>
さっきから砂埃上げて爆走しとる、あの四角いやつか?すんごいよ、アレ。すんごいよね。馬と比べ物にならんくらいメッチャ走るの速いよね。儂も乗りたいわぁ。

<佐助>
ではまず、自動車運転免許をお取りくださいませ。それから道路交通法を遵守するのです。

<幸村>
自動車運転免許??道路交通法??オマエはさっきから何を抜かしておる。


◆ ◆ ◆


車(クルマ)を運転する際に知っておきたい道路交通法というのは、道路上の危険を回避するために、あらゆる決まりや約束事が定められている日本の法律です。


今回は、そんな道路交通法が時代と共にどのように変化していったのか見ていきましょう。



道路交通法とは


道路交通法とは

道路交通法は、道路における危険防止や安全交通を目的に国が定めた法律で、1960年に制定され、自動車を含め路面電車、自転車、歩行者の交通方法、道路の使用法、運転者および使用者の義務、講習、罰則金制度などについて細かく記されています。

法律の種類は「特別刑法」に当てはまり、略称で「道交法」と呼ばれます。


◆ ◆ ◆


<幸村>
ふんふんふん♪

<佐助>
幸村様、クルマの絵を見てニヤニヤするのはお止めください。

<幸村>
だって教習所に通ってる間、クルマの絵を見るの幸せなんだもん。どんなクルマに乗ったろかなぁとか妄想できるわけ。

<佐助>
構いませんが、徳川の軍勢がすぐそばに迫っております。

<幸村>
そ、そうじゃ!で、戦局はどうなっておる?

<佐助>
信長殿が猛スピードで堀に向かって突撃してきましたが、ぬかるみに足を取られたようです。今はクルマの中で閉じ込められております。

<幸村>
なんと無策な。長らく死者の国にいて、さすがに戦の勘が鈍ったか。して、信長殿が乗っている車種はなんだ?

<佐助>
AE86カローラレビン、通称ハチロクでございます。

<幸村>
完全な走り屋だね。

<佐助>
走行スピードは100kmを超え、我が兵を二人ほど轢いて負傷させました。

<幸村>
乱暴な運転する奴だな。腹立つわぁ。ということで、銃弾の雨を叩きこんだらんかいっ!



道路交通法の変遷~昭和~



自動車運転免許がはじめて発行されたのは1903年(明治36年)のことです。
愛知県で「乗合自動車営業取締規則」が交付され、その名の通り、対象は“乗合”が中心でした。
その後、自家用車を対象としたものが交付され、各地域で「自動車取締規則」「自動車営業取締規則」が制定されていきます。

そして、1919年(大正8年)には警視庁が「自動車取締令」を制定し、運転免許証の交付制度を全国統一します。
これは自動車関連省令のため、道路通行に関する規定はありませんでしたが、翌年の1920年(大正9年)に現在の道路交通法の元となる「道路取締令」が交付されました。

その後、長い年月を経て道路取締令から道路交通取締法へと名を変え、1960年(昭和35年)に新法「道路交通法」が施行されます。
道路上の危険防止や交通安全、また交通に関する障害抑止に寄与するもので、今現在でも自動車運転免許を取得する際には学ばなければならない法律です。

なお、昭和の道路交通法の変遷で注目すべきポイントとしては、1968年(昭和43年)に導入された「交通反則通告制度」、1985年(昭和60年)の「シートベルトの義務化」が挙げられます。


◆ ◆ ◆


<佐助>
幸村様、言い忘れておりましたが。

<幸村>
何じゃ?

<佐助>
道路交通法が制定されるのは遠い未来の出来事となりますので、今は教習所に通わなくてもいいかもしれません。

<幸村>
じゃあ、もう乗っていい?

<佐助>
徳川側の武将は無免許運転だそうです。

<幸村>
いや、それは人としてキツイかも。もうプライドの問題。

<佐助>
この下剋上の時代、しかもこのテイ自体フィクションなので、何でもアリでございます。

<幸村>
はいはい、オッケオッケ。あ、で、さっき徳川側に加勢した武将が二人いたと申しておったな。信長殿以外の武将は誰じゃ?

<佐助>
羽柴秀吉様でございます。

<幸村>
ハァ!?これ、豊臣と徳川の戦いだぞ?秀吉様があっち側に加勢したら、筋が通らん。

<佐助>
とはいえ、信長殿が蘇った手前、裏切るわけにもいかぬようでして。

<幸村>
儂は猛烈に怒ったぞ!もう免許がどうだとか関係ない!佐助よ、忍術でクルマを一台この時代に召喚してくれ。敵前に打って出てやる。

<佐助>
一括ですか? ローンですか?

<幸村>
うわ、寒い寒い。もう時代設定がグチャグチャ。

<佐助>
こちらも一応商売でやってますからね。

<幸村>
まあ、そうかもしれんが。商習慣、先進的すぎるだろ。



道路交通法の変遷~平成~



年号が平成へと移り変わり、道路交通法もその内容を変化させていきます。

顕著な改正点は、1991年(平成3年)の免許証交付における「AT車限定」の導入、1999年(平成11年)および2004年(平成16年)の「運転中の携帯電話の使用禁止」と罰則強化、2002年(平成14年)・2004年(平成14年)・2007年(平成19年)の「飲酒、酒気帯び運転」に対するさらなる罰則強化、そして2015年(平成27年)以降は自動車だけでなく「自転車の交通違反」の取り締まりが厳しくなります。

また、2007年(平成19年)には、普通自動車および大型自動車の区分が「普通自動車」「中型自動車」「大型自動車」と3つに区分に改定され、2007年6月以前に普通自動車免許を取得した人は「重量8t未満・積載量5t未満・定員10人以下」のトラックを運転する権利を得ることになり、2007年6月以降に取得した人は「重量5t未満・積載量3t未満・定員10人以下」のトラックの運転が可能となりました。

その他、身体障がい者《四葉マーク》、聴覚障がい者《蝶マーク》、高齢者《紅葉マーク》用のマーク設置義務やチャイルドシート義務化など、幅広い世代に適応する決まりも次々と設定され、1994年(平成6年)には、5年以上無事故無違反の運転者に向けた「ゴールド免許」が交付されるなど、安全運転を意識する取り組みも行われるようになりました。


道路交通法の変遷~平成~
<幸村>
ところで徳川の軍勢はどんなクルマを所持しておるのだ?

<佐助>
プリウス、クラウン、ランドクルーザーなどでございます。割と未来の最新車種ばかりです。

<幸村>
しかもトヨタ製品ばかりだな。

<佐助>
トヨタがスポンサーとして入っているのかもしれません。

<幸村>
ほっほぅ。さすがは三河武士だなぁ。愛知県の企業と結び付きが強いと見るわぁ。して、肝心の家康殿は何のクルマで出陣だ?

<佐助>
トヨタ・スポーツ800です。

<幸村>
バリバリのクラシックカーだな。あの野郎、趣味のクルマで戦いに来るとは不届き至極。この場で成敗してくれるわ。

<佐助>
ノリノリのところ申し訳ありませんが、さきほど運転免許の試験結果通知が届いたようです。

<幸村>
おっ、そうかそうか。それでは受かっているか確かめに行こうではないか。

<佐助>
真面目に教習所に通っておられたのですね。

<幸村>
まあルールや一般常識といった類のものは、いつでもどこでも何が何でも遵守したいと思う性分だからなぁ。それに、ヒーローになるはずの男が無免許運転するわけにはいかんだろぉ。人は見た目によらずってか。はっはっはぁ!

<佐助>
まあヒーローにはなれるかもしれませんが、豊臣って負けちゃうんですよね。

<幸村>
何か言った?



おわりに │ 変わり続ける道路交通法



現代の道路交通法で時代を感じさせる代表的なところは「携帯電話の使用禁止」で、スマホをはじめとしたモバイル端末の普及により、その手の罰則が厳しくなっています。

今後もテクノロジーの進化に伴い、新たな罰則項目が増えていくでしょう。
特に自動運転技術の発達度合いによっては、道路交通法でも大幅な書き換えが必要となります。


<佐助>
免許試験の結果はどうでした?

<幸村>
おう、もちろん受かったぞ。

<佐助>
それはようございました。

<幸村>
それでは一度打って出るぞ! 佐助、この世に召喚したクルマは何じゃ?

<佐助>
我が軍は“赤備え”ということで、赤の甲冑で統一されているため、赤いクルマが良いと思い…

<幸村>
良いと思い…?

<佐助>
真紅のフェラーリにしました。

<幸村>
あぁ、ムチャクチャだ。高い。返品じゃ。アホか。




~ FIN ~

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