山梨の秘境「西沢渓谷」は、翠緑がミラクルで壮観リラクゼーション

INLIFE~あなたと保険を繋げるメディア~ / 2017年9月26日 9時0分

写真

山梨の秘境「西沢渓谷」は、翠緑がミラクルで壮観リラクゼーション

秩父寄りの山梨:飛泉:癒しの園生



滝 ――

それは大自然が創る奇跡。

決然と往こうではないか。

生命力たぎる処へと。






みたいなことで、これまでもいくつか名瀑を巡ってきたが、今回は山梨の「西沢渓谷」に赴く。

西沢渓谷は、巨大な花崗岩(かこうがん)を清流が侵食して出来たもので、平成の名水百選、森林浴の森百選、水源の森百選、新日本観光地百選、日本の滝百選、21世紀に残したい日本の自然百選など、数多くの称号を与えられてきた、言わば自然界のタイトルホルダー。

1周約10kmの道沿いに滝がいくつも点在し、中でも有名なのが「七ツ釜五段の滝」と「三重の滝」。
その名の通り、数段の滝と複数の滝壺を擁しており、日光の「華厳の滝」のような、ひとつの滝ひとつの滝壺からなる直瀑とは趣を異にしている。


なお、行程は10kmということで、軽い散歩気分ではなく、そこそこマジなトレッキングの温度感。



Hiho Hiho to ニシザワケイコク



新宿から西沢渓谷までは、車で2時間30分程度。

まずは初台料金所まで行き、首都高速4号新宿線に入って三鷹料金所を目指す。
さらに直進し、八王子本線料金所を通ってしばらく山梨方面へ車を走らせる。

ちなみに、高速を降りるまでは60kmほどあるので、途中運転に疲れたら、談合坂SAにでも立ち寄って休憩するとよかろう。
スタバでなんちゃらフラペチーノでも嗜みつつ、甲州B級グルメの“田舎の豚まん”に舌鼓を打つなんていかがじゃろうか。
ただでさえ、高速道路はひたすらまっすぐ進むのみで、代わり映えしない風景に飽きてしまうからのぅ。
息抜きは大事じゃのぅ。

そんでもって、さらに中央自動車道を小一時間ほど進み、勝沼ICを勝沼出口・山梨市・塩山方面に向かう。
そこから一般道に出て、国道20号線を北へ。
その後、県道38号線をしばらく進み、右折左折を繰り返して県道213号線に出たら、またも北へ向けてズバ~っと直進。



すると、さすがは山の梨の県といったところか、見事な田園風景が。
無人の販売所もチラホラ、名産の桃がそこら中で売られている。
これが都会であれば、新品のビニール傘のごとく、一瞬で持ち去られてしまうかもしれないべっと。
田舎って治安が素晴らしいべっと。



そんなことで、カントリーロードをのらりくらりドライブしながら、県道213号線から国道140号線へと乗り継いで15kmほど進んでいくと、西沢渓谷に到着。


車は、近くにある「道の駅みとみ」に停めるか、無料の県営パーキングでもOK。




ではでは、張り切って、渓谷へと突入なり。


西沢渓谷へ


最初の見所は「三重の滝」。

入り口から約50分かかるらしいので、どしどし歩く。
50分と聞くとかなりの距離があるように感じるが、はい、実際かなりの距離であります。

これまで様々な秘境を巡り、だいぶ脚力は強化されているという自負はあるが、休みなく1時間弱歩き続けるのは、やれやれ非現代人的な作業である。




そうして、まず心を躍らされたのは、出発して40分ほど歩いたところにある「二俣吊り橋」。


二俣吊り橋


この吊り橋、一見すると鉄製で頑丈そうだが、めちゃくちゃ揺れる。
それこそ高所恐怖症であれば進めなくなるほどに、ぐわんぐわん揺れる。

後ろにいた学生っぽい集団が、すんげぇ揺れんだけど!!やっべぇぞ!!と、テンションがスゴいことになってしまうレベルで、思わず便乗して橋を揺すりたくなった。
なぜなら、この場合、すんげぇ揺れんだけど!!やっべぇぞ!!は、もっとやれぇ!!ってことになるだろうからねぇ。



余談だが、もし異性と一緒に渡るとしたら、吊り橋効果を狙えるに違いない。
なお、それだけで10万字は語れてしまいそうなので、詳しい説明は割愛。




みたいな感じで、そこから10分ほど歩くと、第一の滝「三重の滝」が見えてくる。


三重の滝


こちら、水が透き通っていて、滝壺は深い青。
このところ雨が多かったからか、水量が凄まじく、エレガントというよりもマグニフィセントという表現が適当だろう。


と同時に、ここ落下したら?と考えると、そりゃ怖い怖いね。
アウトドア好きの間では最近、沢を下るキャニオニングなるものが熱いらしいが、こんな激流を生身で流されるのはエキサイティングを通り越してデンジャラスだよね。

ちなみに、西沢渓谷でのキャニオニングやラフティングは禁止とのこと。



はしゃぐ気持ちを抑え、しばし滝の奏でる音を聴く。
なかなか自然に触れられないという人のために、手ブレが少し出しゃばっているヒーリングムービーも用意したのでご覧あれ。



段瀑の確たる存在感



マイナスイオンをひとしきり浴びたところで、次なる目的地「七ツ釜五段の滝」へと歩みを進める。

ここから先は、より道が険しくなってくる。

ゴリゴリの岩を渡ったり、登ったりしながら進んでいく。


七ツ釜五段の滝へ


そして、三重の滝から40分ほど経過した地点、川のほとりに奇妙な岩を発見。


カエルのような姿をしていることから“カエル岩”と名付けられた石塊が、『NARUTO -ナルト-』に登場するガマガエルのごとく堂々と坐している。


カエル岩



なお、この辺で、出発してからトータル2時間ほど歩いているので、体力はすでに真ん中やや下の黄色ゲージ。

一応ここ、初心者~中級者向きのルートということなのだが、やはりトレッキング用の装備を整えていることが前提なのかもしれない。
ともすれば、運動靴に多少通気性に秀でたシャツ&パンツスタイルの拙者は、お山を甘く見た残念でダサいヤツなのではなかろうか。
絶対そうだよぉ。
そうに違いないよぉ。



そんな風に無駄に打ちひしがれながらトボトボ歩いていると、ようやく西沢渓谷最奥「七ツ釜五段の滝」に。


七ツ釜五段の滝


滝壺は青く染まり、流れ落ちる清らかな水が太陽に照らされ、キラキラと輝いている。
しばらく眺めていると、滝壺から舞い上がる水しぶきと共に、ストレスや疲れが霧散していくような感覚が。


ちなみに、滝に対峙して当たり障りのない普通の感想しか出さない拙者みたいな人間を責めないでね。
だって、こういうのは実際に体感しないと全く意味ないんだから。
というより、雄大な自然を前に、左脳働かせるだけ野暮なんだから。


まあ、先ほど同様、おすそ分け程度に動画もどうぞ。





というわけで以上、渓谷屈指の二瀑をじっくり堪能したら、もうスタート地点に戻るだけ。

一方で、残り半周約5kmあるので、ゆったり自分のペースで歩んじゃってくだされ。



優秀な地鶏に感激感激コケッコッコー




トレッキングを終えた後は、道の駅に戻り、昼食タイム。



道の駅みとみ


一見よくある感じの道の駅なのだが、季節柄、桃が箱で売られていたり、地元の農家さんが作ったと思しき農産物がたくさん売られている。
もちろん、信玄餅や山梨ワインなどご当地産品も販売されているので、お土産を買いたい人はここで購入するといいだろう。




それから食事スペースに向かい、「信玄鶏のからあげ丼(750円)」と「ほうとうコロッケ(150円)」を注文。


道の駅みとみ


信玄鶏というのは山梨の地鶏で、無添加飼料を与え、通常より2,3ヶ月ほど長く飼育した鶏。
肉質は柔らかく、ジューシーな味わいが特徴とのこと。

他方、ほうとうコロッケは山梨の郷土料理で、そのまんま、ほうとうのコロッケ。




しばらく待っていると店員さんに呼ばれ、食券と引き換えに料理を受け取る。
セルフサービス方式なところが、やたらと道の駅っぽい。


信玄鶏のからあげ丼とほうとうコロッケ


さてさて、まずは、からあげ丼。




うんみゃぁぁぁ!!!
肉ぷりっぷりのもっちもち!!!
肉汁ジュワ~ン溢れ出て口の中を満たしてく!!!
大量のマヨネーズとのマリアージュ!!!
甘めのタレがナイスコーティング!!!
ホワイトライスが進んでしょうがねぇぇぇ!!!
ゴラァ!!!



という具合で、ガンガン頬張って味噌汁で流し込むという、まさに至福のひととき。
ぶっちゃけ、こういう食レポの折は、だいたい体感の5億割増しぐらいでお伝えするのが常なのだが、贔屓目なしで相当な旨さです。
この地鶏、スゴいです。




続いて、ほうとうコロッケ。




ふむ。
ふむふむ。
ふむふむふむ。
美味い。
ほうとうの具材が丸ごとコロッケになっている模様。
味噌の香りと野菜の甘みもしっかり感じられる。
メインではなくサブで点取ってくるポジショニング。
カレーライスにおける福神漬け的な。
ただ、いかんせん、地味だね。
いかんせん、からあげ丼のインパクトおよび圧が強すぎたね。



とまぁ、この度の食レポ、圧倒的な尻すぼみ加減も込みで、個人的には小気味良かったと思っている。


満足げに道の駅を後にし、帰路についた。



あとがき



西沢渓谷は、秋の紅葉シーズンになると多くの行楽者が訪れるなど、結構メジャーな景勝地だが、なるべく早い時間帯に行けば人もまばらで、じっくり満喫できること請け合い。

また、山梨と聞くと、東京からそこそこ遠いイメージを持っている人も多いとは思うが、高速を利用すれば2時間ほどで着いてしまう。



ほら、富士急ハイランドとか意外と近いでっしゃろ?
あぁ、ジェットコースター乗って叫びたいぜ!!
もうそのままどっか遠くへ連れてっておくれよ!!



おっとっと。
自然をこよなく愛する枠組みであるにも関わらず、こりゃ失敬。

バイナラ。





◇text:日下部貴士/A4studio





「西沢渓谷」INFO



■住所
山梨県山梨市三富上釜口

■電話番号
0553-20-1400
(山梨市観光協会)

■料金
無料
※駐車場は紅葉の時期は有料の可能性あり

■定休日
無休
※遊歩道は12月1日から4月28日まで封鎖

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